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中国人観光客の目当てが“爆買い”から“田舎巡り”に変わってきた!

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提供:週刊実話

 中国人の間では今、国内旅行が非常に盛んで、中国国家観光局のデータによると2017年の国内旅行者数は延べ48億人に上っており、1人当たりの年平均旅行回数が3.7回に達するほどその人気は高まっている。中でもブームになっているのが「農家楽」だ。

 これは農家を改造した宿に泊まったり、農村にある一般のホテルに泊まる旅行のことを指す。大抵は1泊か2泊で、近距離の田舎に行くプチ旅行を指す場合が多い。

 「近距離と言っても、日本人には信じられないでしょうが、日本の東京から長野県、大阪から和歌山県や奈良県の山奥に行くのとはケタ違いになるほど中国の大都会から農村に行くのは遠い。それだけに都市と農村の物理的、心理的な距離は、日本人が想像するよりもずっとはるかかなたの世界です。中国は都市部の人間と農村部の人間は、大学進学や就職で差別されているのが実情ですが、国内の景勝地や名所旧跡があまりにも混んでいることや都会でのストレスや大気汚染に疲れ、自然と農村へと足が向くようになっているのです」(日本在中国人ライター)

 つれて日本旅行の際にも都会をスルーして、わざわざ田舎を訪れる中国人が増えている。

 「長野県では中国を含む海外からのインバウンドの一環で、農家民泊を推進しています。同県伊那市は12年ごろから各農家で受け入れを始め、地元紙によると、16年には市全体で78団体、約2000人を受け入れた実績がある。北京からの修学旅行生も含まれており、たいてい夕方到着して農家に泊まり、農家の人々と一緒に野菜料理を作ったり、着物を着たり、昔話を聞いたりします。昼間に到着した場合は農作業も一緒にやったりしますよ」(同・ライター)

 日本の田舎を訪れる中国人観光客からは「日本では星空がよく見える」「日本で食べる野菜は味がしっかりしているので、生で食べられる」「水田の稲が美しくて、真っすぐに植えられている」などの声が寄せられているという。

 「日本人にとっては当たり前のものばかりです。逆に中国の都市部に住んでいたら、目にできないもの、手に入れられないものばかりが日本の田舎にはあるのです」(旅行ライター)

 こうした観光客が中国に帰れば、反日プロパガンダがいかに虚飾されたものかがよく分かるだろう。

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