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“キャプテン”川渕三郎氏も呆れた「高野連の頭の固さ」

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提供:週刊実話

 昨年12月、日本高等学校野球連盟(高野連)は、高知商の硬式野球部員が同校ダンス同好会が主催した発表会にユニホーム姿で出演したことを問題視したばかりか、同好会が500円の入場料を取っていたことを「商業的利用に当たる」との判断を下した。その結果、高知商野球部長の謹慎処分が相当と、日本学生野球協会審査室に上申した。

 この問題に噛みついたのが、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏だ。川渕氏は「高野連は旧態依然たる体質を変えないといけない。野球以外の活動に自由に参加することがなぜいけないのか。(500円の入場料=商業利用については)甲子園などで入場料を取っていることとの整合性が取れない。だいたい500円ぐらいで制裁する権利があるのか。高野連が絶対不可侵の神聖な団体であるかのように思っていること自体がおかしい」と吠えまくった。

 ネット上には
《高野連は長い間、朝日、毎日両新聞社と高校野球関係者だけで構成されていて、一般常識とかなりかけ離れている。川淵さんのような人がもっとアピールしてほしい》
《川淵さんに賛成! 高野連は一度解体して利権を廃止して再構築するべきです》
 などと、川淵氏支持の意見であふれた。

 もう1人、高野連の在り方に異を唱えたのは、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手だ。去る1月25日に都内の外国特派員協会で行なった会見で、「新聞社が高校野球を主催しているので…。(メディアの側にも)子供たちにとって良くないと思っている方がたくさんいると思う。高校野球が悪というか、すべてを否定しているわけではないですが、子供たちのためになっていないという思いを(メディアが)なかなか伝えきれていないのが現状だと思います」と語った。

 この筒香の発言に呼応して動いたのが、スポーツ庁の鈴木大地長官だ。2月4日に共同通信のインタビューに応じた鈴木長官は、高校野球の球数制限導入に言及した。
《(高校野球に)人生を賭ける、肩が壊れてもいい、という人もいる。それは個人の自由かもしれないが、世間がそういう空気、流れを作っているかもしれない。若い人にはその後の進路などいろいろな可能性がある。自分の可能性を低く見積もらないでほしい》

 この発言の裏には、新潟県高野連が今春季大会で導入しようとした球数制限に高野連が猛反発したことがある。高野連は、高校野球特別規則に規定がないこと、また県大会を勝ち上がって参加する北信越大会とルールが統一されないことを理由に、2月20日の理事会では新潟県連の決定を認めないとしたのだ。

 権威をかざし、旧態依然の意識に凝り固まる高野連。そしてそのバックにいる、旭日旗の社旗を掲げても某国に批判されない某大新聞だけが時代から取り残されている。

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