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MITB直前、中邑がジェフとドリームマッチ実現も反則負け!アスカ、ヒデオ王座へ前進

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©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間13日、テネシー州メンフィスで主力ブランド、スマックダウンを開催した。これがPPV『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』前の最後の大会。タイトルマッチの前哨戦はいずれも緊張感あふれるものとなった。

 MITBで、ラストマンスタンディングマッチでWWE王座戦に挑戦する中邑真輔は、US王者ジェフ・ハーディとノンタイトルで対戦。ジェフはROHヘビー級王者時代、1.4東京ドーム大会で来日し、ブレイクする前の内藤哲也と対戦している。このカードも日本のファンにとっては夢のカードと言っていいだろう。

 実力者同士の一戦は一進一退の攻防に。ジェフは中邑の強い打撃をしのぐと、ツイスト・オブ・フェイトから必殺のスワントーンボムを決めた。しかし中邑の足は辛うじてロープへ。中邑は分が悪くなったと思ったか、ジェフに急所攻撃を繰り出して反則負けを喫した。

 しかし今の中邑にノンタイトルマッチの試合結果など関係ない。中邑は逆に開き直ったのか、続けてキンシャサを炸裂させると、倒れ込んだジェフに自ら10カウント。王座戦を前にした試合は、先月30日のタイ・デリンジャー戦に続き、ラストマンスタンディングマッチに向けて強烈にアピールする形となった。

 メインでは、MITBに臨むアスカや、スマックダウン女子王座の挑戦を受けるカーメラを含めた女子選手10人のタッグマッチが実現。アスカはシャーロット・フレアー、ベッキー・リンチ、ナオミ、ラナとタッグを組んだが、アスカがアスカロックを決めたのを皮切りに、10人が入り乱れて乱闘に発展した。

 アスカはカーメラからスーパーキックを食らうも、最後はアスカロックでカーメラを捕まえるとタップを奪って前哨戦に勝利。先週のリベンジを果たすとともに優位な立場でタイトル戦を迎えることになった。

 205 Liveでは、元ドラゴンゲートの戸澤陽がスティーブ・アービーとシングル戦で対戦した。格下のアービー相手にだまし討ちパンチを食らわせ、ペースをつかんだ戸澤はおなじみの「アー!アー!」のかけ声で気合を入れた。さらにコーナートップからのミサイルドロップキックやスピンキックを決めると、最後はコーナートップからダイビングセントーンを豪快に決めてアービーに快勝した。

 また、先週の205 Liveでムスタファ・アリとバディ・マーフィーの試合に乱入し、クルーザー級王座戦線に名乗りを上げたヒデオ・イタミは、次週の205 Liveでアリ、マーフィーとのトリプルスレットマッチに挑むことが決定。両国国技館への参戦も急きょ決定しただけに、このチャンスは逃したくないだろう。

文 / どら増田
写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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