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激選参院選 東京選挙区「女の戦い」シックス

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提供:週刊実話

 7月4日(公示日)、朝から激しく雨が降り続く中、一部候補者はびしょ濡れになりながら髪を振り乱す。そんな女性候補たちの街頭演説に聴衆らも関心を寄せ、中には、ツーショット写真をおねだりする場面も多々見られた。

 なんといっても、いの一番に目立つのは赤ジャケット、赤シャツで都内を疾駆する元テレビ朝日女子アナで自民党の丸川珠代氏(48)。

 「安倍チルドレンの1人で、12年前の初陣時は、まだテレビ朝日退社ホヤホヤ。選挙権を区役所に移し忘れ、投票できず半べそをかく初々しさがあった。2度目の選挙では公明党の山口那津男代表の得票数を大きく上回りトップ当選。環境相、五輪担当大臣など2回の閣僚もこなし、ベテランの域だ」(全国紙政治部記者)

 国会内でも、その貫禄ぶりは十二分に発揮されている。米ワシントン・ポスト紙が鳩山由紀夫元首相をもじって報じた『ルーピー』(浮世離れ者などを意味する言葉)とヤジリまくる姿同様、今や自民党の女ヤジ将軍とまで称されている。

 私生活では、大塚拓衆院議員と結婚、もはや堂々たる女大物政治家風情が漂う。そんな彼女、激戦の東京都で前回の106万票超えは確実で「トップ当選間違いなし」とも囁かれる。

 4日、外苑前での丸川氏の第一声には、今をときめく「令和おじさん」で人気の菅官房長官が駆けつけ応援演説。しかし、菅官房長官の姿が霞むほど自信たっぷりに雨の中でほほ笑む丸川氏は、女帝オーラを発していた。

 「来年の東京都知事選は、小池百合子氏に対抗できる候補がいないといわれる。そんな中、丸川氏の名前が浮上している。ひょっとすると、都知事選出馬は十分ありかも」(同)

 丸川氏を猛追するのが、キラキラトークで「共産党アイドル」と称される吉良佳子氏(36)だ。前回は初陣選挙ながら、2位の公明党・山口代表の得票に迫る70万票を獲得。今回は2期目の挑戦となる。

 公示初日、清楚さを前面に出した白いジャケットにストレートヘア、そして変わらぬ笑顔は、とても36歳とは思えぬ若さ。彼女が6年間国会で追及してきた「ブラック企業ゼロ」「原発ゼロ」などをアピールした街頭演説に「頑張れ!」の力強い声。サポートする志位和夫委員長も終始ニコニコ、キラキラ笑顔だった。

 「吉良氏といえば、2014年に駅ホームなどで20分も公然キスした『路チュー』で話題となった。この男性は後に婚約者と判明するが、お堅い共産党員とは思えぬラブラブ熱烈ベロチューに、支持者や周辺からは“愛の表現がストレートでナイス”と好感度を高めた。今回も国会追及の歯切れのよさもあり、山口代表と激しい2位争いを演じると見られています」(選挙アナリスト)

★隠れ巨乳で猛追する塩村氏

 2人の2位争いに割って入ろうとしているのが、立憲民主党公認の元都議、塩村文夏氏(41)だ。
「都議会(2014年)で塩村氏が晩婚化対策の質問中、『早く結婚したほうがいい』『産めないのか!』などのヤジが浴びせられ、一躍、セクハラ被害者として名が知れ渡った。その後、広島で国政を目指すも、2017年総選挙では安倍首相の側近、総裁外交特別補佐の河井克行氏に2万票の大差で敗れた。国民民主党で次期国政選挙を準備していたが、今年に入り突然、立憲民主党に鞍替え。東京選挙区からの出馬となった」(国会議員秘書)

 20代の頃はグラビアアイドルとして活躍したほか、明石家さんまの『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)に出演するなど、塩村氏の認知度は高い。

 「41歳だが、身長163センチ、B84・W60・H86のダイナマイトバディと美人度は今も健在です。政策もそこそこ、しっかりしている。待機児童問題や子育て支援策をアピール、さらに老後資金2000万円不足の年金問題追及の手も緩めていない。アイドル顔の巨乳で知的、そのアンバランスさが塩村支持を増やしている。“100万票いくかもしれない”と立民関係者は期待と股間を大きく膨らませているほど」(スポーツ紙記者)

 立憲民主党にライバル意識を持つ国民民主党候補も女性。「宇宙かあさん」のニックネームを持つ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水野素子氏(49)だ。

 「技術と人への投資で、イノベーション立国を復活させたい」と訴える水野氏は「日本の科学投資額を海外先進国と比較すると格段に落ち、このままでは世界の競争についていけない後進国になる」と安倍政権を鋭く批判している。

 社民党新人の朝倉玲子氏(60)は労組書記長の経験がある、いわば労働運動のプロ中のプロだ。
「働く人に寄り添う政治家、特にきめ細かなサポートができる女性政治家を目指している」(連合関係者)

 社民党は年々支持者が減少しており、政党要件の5人以上の国会議員所属か、今回の参院選で2%の獲得票が得られなければ、政党として存続できない。

 6人目は、幸福実現党の七海ひろこ氏(34)が立候補している。

 比例候補だが、立憲民主党女性候補として大注目を浴びているのが、各所で街頭に立つ元『モーニング娘。』市井紗耶香氏(35)と『筆談ホステス』斉藤里恵氏(35)だ。

 斉藤氏は「すべての生きづらさを感じている方々への代弁者として戦う。すべての人にやさしい国に…」と訴え、市井氏は4人の子育てをベースに、子ども福祉の充実を掲げている。

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