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新日本、10.8両国大会の全カードが決定!Codyがケニーと飯伏に割り込みIWGP挑戦

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ゴールデン☆ラヴァーズ

 新日本プロレスは『KING OF PRO-WRESTLING』10.8両国国技館大会の全対戦カードを発表した。メインイベントではケニー・オメガに飯伏幸太が挑戦するIWGPヘビー級選手権試合が予想されていたが、驚くべき展開となった。日本時間1日に行われたアメリカ・ロサンゼルス大会のメイン終了後、今年2人からシングル戦で勝利を収めているCodyが登場し、ケニーと飯伏に「3WAYでIWGPヘビー級王座戦をやろう」と驚きの提案をしたのだ。

 Codyはバレットクラブ内紛を仕掛けた張本人だが、サモア勢がバレットクラブOGとして反旗を翻してからは、ケニー派と思われていた。しかし、ロサンゼルス大会でジュース・ロビンソンを破りIWGP USヘビー級王者になり、先日はあのNWA世界ヘビー級王座も奪取したことで、IWGPヘビー級王座への欲が芽生えたのかもしれない。

 飯伏は「何で同じユニット同士で闘わなきゃならないんだ」と困惑していたが、ケニーは「そのアイデアは魅力的だ。俺たちのやり方で歴史を作りたい。プロレスの美しさを伝えよう」と受諾した。さすがは時間無制限3本勝負でオカダ・カズチカを破ったチャンピオンである。IWGPヘビー級王座を懸けて3WAY戦が行われるのは今回が3度目だが、ケニーはDDT時代に3WAYでのタイトル戦を経験済み。ホームページではメインイベントを3WAYマッチで行うことが伝えられている。

 セミファイナルでは、棚橋弘至が保持する1.4東京ドーム大会IWGPヘビー級王座挑戦権利証を懸けた試合に、外道をマネージャーに付けたジェイ・ホワイトが挑戦する。

 1日のロサンゼルス大会では、棚橋&KUSHIDA対ジェイ&外道というカードが組まれたが、ジェイがブレードランナーで棚橋からフォール勝ち。『G1クライマックス28』公式戦に続いて2連勝となった。棚橋は権利証の防衛記録を伸ばしていく意向だが、10月の両国大会のメインとセミの勝者が来年1.4東京ドーム大会のメインでIWGPヘビー級選手権を闘うのがここ数年の慣例となっており、今年もその可能性は高い。オカダを育てた外道という強力なパートナーを得たジェイの勢いと成長ぶりにはすさまじいものがあるが、完全復活を目指す棚橋にとっては絶対に負けられない。

 高橋ヒロムの長期欠場でベルトを返上し、開催されているIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントの決勝は、KUSHIDAとマーティー・スカルの間で争われる。この2人は今年の『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』公式戦で名勝負を繰り広げた末、KUSHIDAが勝利を収めた。スカルは人気も高く、今回の試合ではかなり巻き返してくるのではないだろうか。

 2日に「10.8両国国技館で新しいパレハ(友人)を紹介する」とビデオメッセージを公開した内藤哲也は、SANADA、BUSHIと、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの新メンバー『X』とタッグを組み、オカダ・カズチカ&矢野通&YOH&SHOと8人タッグで激突する。Xが誰なのかにも注目は集まるが、CHAOS内紛後、態度を明らかにしていない矢野、ロッポンギ3Kとオカダの距離感がどれだけあるかも注目だ。

 また、EVILは対戦を熱望していたザック・セイバーJr.とのシングル戦が実現。第1試合では9.23神戸ワールド記念ホール大会で挑戦表明した獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクが、IWGPジュニアタッグ王座を懸けて金丸義信&エル・デスペラードに挑戦するなど、豪華な全9試合がラインナップされた。

 チケットは販売開始と同時にほぼ完売した。両国規模の大会のカードが1週間前に発表されるというのも異例な出来事だ。それだけ「10月の両国にハズレなし」という印象がファンに根付いてきたということだろう。1.4東京ドームのメインが決まるであろう10.8両国は秋の終焉と冬の到来を感じさせる大きな節目の大会になるだろう。

取材・文・写真 / どら増田

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