search
とじる
トップ > 社会 > 世間を驚かせたスピード違反…“新記録更新”で思い出される伝説の番組

世間を驚かせたスピード違反…“新記録更新”で思い出される伝説の番組

pic pic

画像はイメージです

 中央自動車道を時速235キロで走ったとして、3月1日に東京都世田谷区の会社員が道路交通法違反で逮捕された。スピード違反の検挙例としては過去最高の数値であるという。

 件の会社員は2016年1月に、制限速度100キロの道を235キロで走行した疑いが持たれている。アメリカ製の6400CCのスポーツカーを運転し、ナンバーは外していたといわれる。高速道路のスピード超過といえば、思い出される名物番組がある。

「1991年の1月1日にTBS系で放送された特番『オールスターキャノンボール大会』ですね。クルマ好きの芸能人を集めて、東京都湾岸にある船の科学館から、茨城県のつくば市にあるゴルフ場まで、誰がもっとも早くつけるかを競うレースが行われました。司会を務めたのは所ジョージです。事前に『法定速度を守って』といった遵守事項を強調していたものの、レースであるため、スピード違反が平然と行われました。その様子が堂々とヘリコプターから中継されていたため、“決定的証拠”を残してしまいました」(放送作家)

 この番組の演出を担当したのは、当時『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)や『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)などで天才テレビディレクターとして名を馳せたテリー伊藤だった。一筋縄ではいかないテリーは、茨城県警から出頭要請を受けたときも、ひとひねりを加えた。

 「往年の刑事ドラマの定番ファッションである、トレンチコートにハンチング帽で調べに向かったといわれます。もちろん、テレビカメラが入っていない場所であり、細かいところまで手を抜かないテリーイズムの体現であるとはいえ、さすがに警察には怒られたそうです」(前出・同)

 かつてのテレビバラエティは、「面白ければ何でもアリ」であったのは確かである。この番組はそんな時代を象徴するエピソードのひとつなのだろう。

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ