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樹木希林効果!? 映画『エリカ38』にオバサン殺到の怪

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提供:週刊実話

 映画館に入って驚いた。閑古鳥が鳴いているはずの館内はおばちゃま方でほぼ満席だったからだ。昨年9月15日に亡くなった女優の樹木希林さん(享年75)が初企画・出演した浅田美代子(63)主演の映画『エリカ38』が6月7日に全国公開された。

 希林さんの死後に出版された“名言集”も、いまだベストセラー入りしていることから、映画の大ヒットに期待が寄せられていたとはいえ、この盛況ぶりはどうだ。

 「生前、希林さんは浅田を主演に抜擢した理由について“あの子にはね、60になってもアイドルの色香、艶があるのよ”と語っていたように、浅田が初濡れ場に挑んだ話題作でもある。希林さんの3冊の遺作本も売れ続けて、宣伝に一役買ったみたいです。公開初週の観客の入りは上々。劇場関係者からは“今年の映画の大ヒット作品になるのではないか”と言われてますよ」(出版プロデューサー)

 同映画は2017年に出資法違反容疑で逮捕された女詐欺師・山辺節子受刑者(当時62)の事件をモデルに希林さんが初企画。後を追うように他界した夫の内田裕也さんと吉本興業の映画エグゼクティブプロデューサーを務める奥山和由氏が親しかったことから、吉本興業に映画化を打診した。

 「当初は単館上映になるとみられていたんです。というのも、吉本は沖縄国際映画祭、京都国際映画祭を立ち上げ、映画事業に力を入れてますが、これまで大ヒット作品がなく、奥山氏は社内的に苦しい立場に立たされていたから悲観的だった。今回は“希林さん初企画”という金看板があったため、全国公開になったんです」(映画関係者)

 まさに、希林さん効果だ。昨年12月に出版された希林さんの名言集『一切なりゆき〜樹木希林の言葉〜』(文藝春秋)は120万部を突破。今年1月に出した2冊目の名言集『樹木希林120の遺言〜死ぬときぐらい好きにさせてよ』(宝島社)は50万部。さらに2月末に発売された『いつも心に樹木希林〜ひとりの役者の咲きざま、死にざま〜』(キネマ旬報ムック)も好調な売れ行きをキープしている。

 「希林さんの死生感に共鳴したファンが、劇場にも殺到している。製作総指揮の奥山氏もほっと一安心でしょうね」(映画関係者)

 映画を観終った60代のおばさんは、この作品の背景を知っていたらしく「これは樹木希林さんが浅田美代子の代表作になるようにと作ったのよ。でもちょっとミスキャストが目立ったわよね…」との感想を述べていた。

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