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「DeNAはやりやすい」巨人を戦力外、中井大介“0”からのリスタート

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中井大介

 沖縄で春季キャンプ中のベイスターズで、新戦力の中井大介が輝きを放っている。

 昨年ジャイアンツを戦力外となった後、トライアウトを経て今季からベイスターズに加入。キャンプも一軍の宜野湾でスタートさせると、紅白戦から結果を出し、先週末から始まった対外試合に臨んだ。

 16日の浦添でのスワローズと練習試合では、高梨裕稔からストレートをレフトに運び、“2019年チーム初”ホームランを記録。翌日の古巣ジャイアンツ戦でもマルチヒット、20日のマリーンズ戦もヒットを放つ活躍を見せ、実戦で猛アピールを続けている。

 中井本人も「アピールしなければいけない立場。結果を出し続けて、バッティングでも守備でも、与えられたところでチームにプラスになるように」と、自らの立ち位置を十分理解した上で、「開幕一軍」を目指すことを明言した。

 ラミレス監督も「レギュラーは難しいかもしれないが、活躍し続けていればゲームに出る時間は増えてくる」と、期待度が上がってきていることを示唆。「ユーティリティープレーヤーとしてベンチにいると価値の高い選手。(今年30歳ということで)若手ではなくベテランの部類だけあって、試合に対する理解度も高い」と高評価を与えている。昨年、田中浩康が引退し、比較的手薄な右の代打として、また内外野を守れる点も貴重なポイントだ。

 ベイスターズには田中健二朗、三上朋也、平田真吾、武藤祐太、中後悠平、伊藤光と89年組が多く在籍。しかも武藤、中後、伊藤は移籍組と、チームに馴染みやすい環境で「DeNAはやりやすい」と、うまく溶け込めているようだ。ラミレス監督もジャイアンツ時代はチームメイトだった縁もある。

 ジャイアンツ時代は、平成生まれ初ホームランや、球団通算1万本ホームランを放った記憶に残る“持ってる”男は、“第83代四番”を任される程、期待されていた。昨年まさかの戦力外を味わった中井は、背番号通り“0”から戦いを挑む。横浜の地でも新しい“何か”を残してくれる雰囲気が漂っている男の再出発に注目したい。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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