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成績こそ白星先行だが…巨人が拭えない投手陣の不安

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原監督

 せっかくの競演も、その全てが空砲となってしまった。

 14日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。一回り目最後となったこの試合を巨人は「6-11」で落とし、首位攻防戦を負け越しで終えることとなった。

 この日の巨人は、クリーンアップを形成する丸佳浩、岡本和真、クリスチャン・ビヤヌエバが躍動。1回に岡本、3回には丸、ビヤヌエバが2ランを放ち、前日、山田哲人(1回2ラン)、ウラディミール・バレンティン(4回ソロ・7回3ラン)、雄平(4回ソロ)のクリーンアップ全員に被弾した借りをヤクルトに返した。

 しかし、前日11失点と派手に打ち込まれた投手陣がこの日も崩壊。3回6失点でマウンドを降りた畠世周を筆頭に、2番手の宮國椋丞(2回3失点)、4番手の桜井俊貴(1回2失点)がそれぞれ失点。終わってみれば、前日と全く同じスコアでの敗戦となった。

一回り目(全14試合)を終えた順位は、「8勝6敗・勝率.571」の3位。白星こそ先行しているが、その内5勝は下位チームである5位広島(2勝)、6位阪神(3勝)から挙げたもの。1位ヤクルト、2位DeNAには負け越していることを含め、あまり手放しでは喜べないところだろう。

 「打率.279(リーグ1位)・22本塁打(リーグ1位)・65得点(リーグ3位)」と、打撃面の好調が目立つここまでのチーム。大枚をはたいて呼び寄せた丸も、「打率.358・4本塁打・11打点」となかなかの数字だ。

一方、投手成績は「防御率3.91(リーグ4位)・60失点(リーグ4位)」と、どちらも“Bクラス”に沈んでいる。特に、今後の不安となりそうなのが、「防御率.4.26・23失点」で2つの負けがついているリリーフ陣。昨シーズン計20敗を喫した“ウィークポイント”は、年をまたいでも劇的な改善には至っていないようだ。

 オフの大型補強を理由に、優勝の呼び声も高い今シーズンの巨人。ただ、現時点で既に露呈している投手陣の不安を早い段階で拭えなければ、前途多難な未来が訪れることになるのは想像に難くない。

文 / 柴田雅人

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