現代資本主義と静かに対立する「何もしない超節約族」蔓延の恐怖

社会 週刊実話 2019年08月15日 22時03分

現代資本主義と静かに対立する「何もしない超節約族」蔓延の恐怖提供:週刊実話

 昨今、極端な節約生活を長期にわたり実行している“超節約族”と呼ばれる若者が急激に増えているらしい。例えばツイッターで「節約生活」と検索すると、莫大な数がヒットし、自分の赤裸々な節約生活を恥ずかし気もなく、ごく普通に語っている。

 節約生活ツイートで一番多いのは「貯金」「無駄使いしない」そして「何もしない」だ。中でも資本主義の側から見て最悪なのは“何もしない人々”だろう。休みとなればジッと自宅に引きこもり、定額のネット以外は“何もしない”で過ごす。

 もちろんネット通販などは絶対にしない。3回の食事はまとめ買いした激安の袋菓子と水道水のみという“ツワモノ”も多数居るらしい。この生活が健康か不健康かは別にして、これでは物やサービスが全く売れなくなってしまう!

 この超節約族が大量発生した原因は、日本の低賃金労働が今や当たり前となり、政権与党の“100年安心政策”のおかげで、先々の年金も全くアテにならず、無駄使いやゆとりある生活など到底できないからだろう。

 そんな状態が長く続けば、物欲自体がそもそも薄くなる。だから低賃金で働く20代〜30代の若者は、カネのかからないネットにドップリと浸り、自己防衛のため必死に貯金する。そのせめてもの気晴らしが、高塩分&高脂肪の袋菓子なのだろう。

 つまり彼らにとって節約生活はツイートのネタであり、何ら違和感なく普通に行う日常にすぎないが、これはある意味、長く日本にまん延していた“デフレ経済の元凶”で、現代資本主義に対する“最大の攻撃”と置き換えることができそうだ。もしも彼らが今後もドンドン増えてデフレが止まらなくなり、大企業優先の日本経済が完全崩壊したら、一体どうなるのか?

 もしかすると超節約族は良くも悪くも、あらゆる既存概念を吹き飛ばす“突破口”になるのかもしれない。

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