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メンソールでなくてもタバコを吸うとEDになりやすくなる

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提供:週刊実話

 愛煙家の間でまことしやかにささやかれる噂に、「メンソールのタバコを吸うとEDになる」というものがある。大抵この手の噂には尾ひれが付いていることが多く、「メンソールは戦時中、アメリカ軍が兵士によるレイプ行為を防止するために開発されたもの」といったうさんくさい起源説や、さらには「メンソールには精子を減らす作用のあるミントが使われており、吸い続けていると精力が減退して最終的にはEDになってしまう」といった真偽不明のメカニズムの解説まで、広く一般に流布している。

 では、実際のところこの噂の真偽はどうなのか? 実は案外、この噂はバカにできないのだ。確かに、メンソールのタバコを吸っていると、長期的に見た場合、EDになるリスクを否定できない。その点でいえば、この噂は正しいようにも思える。ただし、そのリスクはメンソールでも普通のタバコでも変わらないのだ。

 そもそもEDの原因の一つとして、ペニスの動脈の広がりが不十分で、きちんと血液が流れ込まないといった血行障害が挙げられる。タバコには動脈硬化を進行させたり、血管を収縮させる効果があるため、血の巡りが悪くなりやすく、勃起にも悪影響を及ぼす可能性があるのだ。

 ただし、メンソールの成分であるミントには、勃起不全を引き起こすような作用はない。もちろん、メンソール成分の入ったガムなどを食べてもEDにはならない。もしもあなたがEDを恐れるのなら、メンソールではなくタバコそのものをやめるべきである。

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