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頼みの菅野も計算外 投手難・巨人の今後は“お先真っ暗”?

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菅野智之

 今後の戦いに向けて、また一つ不安材料が増えてしまった。

 東京ドームを舞台に、23日行われた巨人対ソフトバンクの一戦。勝った方が交流戦優勝という大一番に臨んだ巨人だったが、先発・菅野智之が1回0/3を4失点と大誤算。2014年以来となるタイトル獲得はならなかった。

 初回の菅野は先頭の福田秀平にいきなり本塁打を浴び1点を失うと、その後松田宣浩にエラー絡みのタイムリー内野安打、甲斐拓也にスクイズを決められ合計4失点。続く2回、相手投手・和田毅に3個目の四球を与えたところであえなく降板となった。

 前回登板(16日・日本ハム戦)では、7回を投げ勝利投手となったものの、初回に3失点を喫していた菅野。立ち直りの兆候すら無かった今回の試合では、この時露呈した不安がかなり深刻なレベルまで悪化していることが浮き彫りとなった。

 目下のライバルである広島が交流戦で大苦戦したこともあり、とりあえずはセ・リーグ首位を維持している巨人。しかし、チームの大黒柱である菅野がこの調子ならば、今の位置を今後も維持できるかは、かなり怪しいと言わざるを得ない。

 既に多くのメディア、有識者が指摘しているように、巨人は現在中継ぎに少なくない不安を抱えている。ソフトバンクとの3連戦でも宮國椋丞、森福允彦、クック、澤村拓一、高木京介の5名がそれぞれ失点を喫し、この内宮國、森福、クックの3名は22日に揃って二軍行きを命じられた。

 脆弱な中継ぎ陣をカバーするためには、先発陣が1回でも多くイニングを消化することが必要不可欠。ただ、昨年リーグトップの202.0回を投げ抜いた菅野がその役割を担えないとなると、シワ寄せにより傷口がさらに広がってしまうことは想像に難くない。

 現状を打開すべく、チームは新外国人のルビー・デラロサの獲得を22日に発表したが、過去に2度トミージョン手術を受けた右腕がどこまで役に立つかは全くの未知数。エースもダメ、ブルペンもダメとなれば、今後の戦いが“お先真っ暗”なものとなることは避けられないだろう。

文 / 柴田雅人

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