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嵐人気にすがるキムタク

 元SMAPの木村拓哉が10作目の実写映画となる「検察側の罪人」(来年公開)に主演し、ジャニーズ事務所の後輩にあたる嵐の二宮和也と初共演することを、各スポーツ紙が報じている。

 各紙によると雫井脩介氏の同名サスペンス小説を、社会派作品には定評がある原田眞人監督がメガホンをとり映画化。作品のテーマは「“正義”とは何か?」。東京地検を舞台に、木村は殺人事件の容疑者を執拗に有罪に仕立てようとするエリート検事・最上役。二宮は最上を師と仰ぎながらも反発もする若き検事・沖野役を演じる。木村と二宮の声質や演技に惚れ込み、2人を役にイメージして原作を読んだ原田監督がダメ元でオファーし初共演が実現したという。

 「デビューの年代も違うし、もともと、SMAPと嵐はジャニーズ内での“派閥”も違ったので、大晦日の紅白歌合戦ぐらいでしか共演することはなかった。SMAP時代は互いにソロ同士でも決して二宮と共演することはなかったはず。しかし、ソロになってすがれるならば嵐の人気にでもすがった方が得策なのでキムタクも共演のオファーを快諾したと思われる」(映画業界関係者)

 4月29日には木村の主演作ではこれまで最大規模のプロモーションを経て「無限の住人」が公開。2日に週末2日間の興行成績が発表されたが、オープニング2日間で動員14万5000人、興収1億8900万円の成績で初登場6位。公開スクリーン数が「無限の住人」よりも少ない同日公開の「帝一の國」の興行成績を下回ってしまった。また、最終興収46.7億円を記録した自身の主演作「HERO」のオープニング2日間の成績を大きく下回ることになってしまったのだ。

 「ジャニーズとしては、『無限』が不調だった場合を考え、二宮との共演映画のネタを仕込んだようだ。そのおかげで、ネット系のメディア以外は『無限』の興行成績についてはまったく触れていない」(芸能記者)

 二宮との共演作もふるわなかったらかなり厳しそうだ。

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