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次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol64 しゃもじ)

 漫才もコントも、絶対的にハイクオリティ。腕があるといわれながらも、テレビの表舞台に出る機会は、やや少なめ。しかし、若手にスポットを当てる番組は増えた今春、ついに捲土重来…か。(伊藤雅奈子)

――2人は沖縄芸人さんで。

たーにー「そうです。24歳のときに沖縄から上京して、1週間後にレギュラー(※1)が決まったんですよ。こういう言い方はアレですけど、“簡単だなぁ”って、一瞬は思いました」

しゅーご「“売れちゃうんだ”ってね。当時は、“天狗になるな!”って言い聞かせてましたけど、調子こいてました。沖縄のとき、準レギュラーも入れると週に4〜5本あって、その局に頭を下げて東京に来て…」
たーにー「ガレッジセールさんが出てからは、沖縄のお笑い文化は発展しましたけど、当時はお笑い一本で食うなんて無理という時代に…」

しゅーご「僕らは食えてたんですよ」

たーにー「それを蹴ってでも、東京には魅力があって。沖縄の田舎モンが、どれだけ本土の人を笑わせられるか、知りたかったんですね。でもまさか、上京してから、沖縄がこんなに盛り上がるとは思わなかった。『沖縄国際映画祭』がありますし、劇場(よしもと沖縄花月)もできましたし」

――初レギュラーの『ふくらむスクラム!!』が終了したときは、ツラかったですか?

しゅーご「番組で一緒で、終わってからもずっと一緒に沸々としてたニッチェがバァ〜ンと売れたときは、そうだったかもしれないです。ちょうどそのタイミングで、番組で一緒だったオレンジサンセット、ヒカリゴケ、少年少女が解散して。誰かが売れたときより、仲間が解散したときのほうがヘコみます」

たーにー「俺ら、これは良くないと思うんですけど、誰かが売れたときに“クッソ〜!!”ってならないんですよ。“売れたらうれしい”になっちゃうんで、“解散したら悲しい”なんです」

しゅーご「最近でいうと、だーりんずさん。『キングオブコント(2016)』で決勝に行けて、売れたわけではないんでしょうけど、うれしかったですね。同じ事務所でいうと、ルシファー吉岡さん。『R−1ぐらんぷり』で、(16年&17年の2年連続で決勝に)行けましたから」

――今年下半期に向けた目標を聞かせてください。

しゅーご「同世代が出られる番組が増えてきて、“あいつが○○に出てる。こいつは×△に出てる”っていうのは、うれしい反面、焦りにもなってます。僕らはコントで上がるしかないコンビなんで、ネタ番組なり、賞レースなりで引っかかりたいですね。ナイツさんとかバカリズムさんは、ネタの特番に絶対いるじゃないですか。ああいう形の芸人になっていきたいです」

たーにー「『にちようチャップリン』で土田(晃之)さんがすごく笑ってくださってて。ラジオ(ニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』)でも、“なんで、しゃもじは『キングオブコント』で決勝に行かないのか”って言ってくださったんで、そういうのはデカイ。励みになります。あと、マセキなんで、やっぱりウッチャンナンチャンさんの番組に呼ばれたい」

しゅーご「いとうあさこさんは火曜日、(南原清隆が司会の)『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の生放送に出てから、(内村光良が司会の)『世界の果てまでイッテQ!』(同局)の収録に来るんですよ。それ、カッケェな〜と思って」

たーにー「事務所の先輩のはしご、あこがれるね。それで、バカリズムさんと一緒に写真を撮れたら、もう理想です(笑)」

(※1)フジテレビ系『新しい波16』から選抜された深夜のコント番組『ふくらむスクラム!!』。09年に放映され、終了後は『1ばんスクラム!!』に改題され、再スタートした。

【プロフィール】たーにー(左) ' 84年12月生まれ。しゅうごパーク '85年3月生まれ、そろって沖縄県出身。2003年結成。マセキ芸能社所属。『にちようチャップリン』(テレビ東京系)に出演。事務所ライブ「パンキッシュガーデン ライラックブルー」が6月12日(月)、東京・新宿バティオスで開催(19時開演)。4時間ぶっ通しライブ『真夏の笑フェス2017』が8月1日(火)、上野不忍池水上音楽堂で開催。問い合わせは、マセキ芸能社(TEL.03-5442-8255/平日11時〜19時)。

(次回は17年6月最終週に更新)

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