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石井慧vs“人類最強の男”ヒョードルの大みそか決戦が決定! TBSも緊急放送へ!

 北京五輪柔道100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(24=アイダッシュ)が、大みそかにDREAMとIGFが合同で開催する「元気ですか!! 大晦日!! 2011」(さいたまスーパーアリーナ)で、“人類最強の男”エメリヤーエンコ・ヒョードル(35=ロシア)と対戦することが電撃決定した。

 この一戦は約1年前から計画が進められてきたが、先月末、金銭面で折り合いがつかず、暗礁に乗り上げていた。しかし、関係者の粘り強い交渉の結果、実現の運びとなった。K-1の低迷などで元気がなかった国内格闘技界では、久しぶりの夢カード実現となる。

 「60億分の1の男になりたい」。石井が五輪連覇の夢をあっさり捨てて、プロへの道へ進んだのは「60億分の1の男」と呼ばれたヒョードルへの憧れからだった。プロ転向表明から3年。巡ってきた憧れの男との対戦に向け、石井は「素直に怖さもあり興奮もしている。不安もある。昨年のボクなら断っていましたけど、今は自分自身を変えたかった。やはり格闘家になるには相手を選んでいてはいけないと思った。今まで格闘家と試合はしましたが、格闘家にはなっていなかったような気がする。チャンスに片っ端からチャレンジしたい」とコメントを残した。

 金メダリストのプロでの道は苦難の連続だった。転向後、米国最大の格闘技団体UFCに参戦表明したが実現せず。09年大みそかの「Dynamite!!」では、先輩の柔道五輪金メダリストの吉田秀彦と対戦するも判定負け。昨年は海外での大舞台でのチャンスもなく、2年連続で大みそかの「Dynamite!!」に参戦し、K-1戦士のジェロム・レ・バンナに総合ルールで判定勝ちを収めるも、その消極的ファイトには落胆の声も聞かれた。

 今年に入って、米ストライクフォース(以下、SF)と契約したが、同団体がUFCに買収された影響で参戦機会はなかった。米国内でのアピールのため柔道に復帰して、「全米体重別選手権」に出場するなど迷走が続いた今年は、9月にブラジルで1試合を行ったのみであった。米国の大舞台での活躍を夢見る石井にとっては、ヒョードルを破って大いにアピールしたいところだ。

 一方のヒョードルは、PRIDEでミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、藤田和之、小川直也、永田裕志らの並み居る強豪を圧倒し無敗を誇り、“人類最強の男”としての名をほしいままにした。PRIDE崩壊後はアフィリクション、SFなどでファイトしたが、昨年6月から今年7月にかけて3連敗を喫するなど、全盛期の強さには陰りが見えていた。

 とはいえ、石井vsヒョードルの一戦は国内では究極のビッグカード。この決定を受け、昨年末まで「Dynamite!!」を放送してきたTBSは、この試合を、「TBS大みそか スポーツ☆夢の祭典 5時間半LIVE」の枠内で放送する方向で調整に入ったとみられている。本決まりとなれば、格闘技ファンにとっては、ビッグニュースとなる。
(落合一郎)

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