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オリックス、プロ野球界初!「1円単位まで」AIを使った変動制チケット販売へ!

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京セラドーム大阪

 オリックス・バファローズは、AI(人工知能)を取り入れた『ダイナミックプライシング(価格変動制)』によるチケット販売を、7月16日に京セラドーム大阪でオリックスが主催する対楽天戦でトライアルすると発表した。

 関係者によると、「ダイナミックプライシング自体は、メジャーでも導入されてますし、サッカーやプロ野球では他球団さんも取り入れてます。ただ、『1円単位まで』というのはプロ野球界初。球場のネーミングライツなんかもそうですが、ウチは“プロ野球界初”ということをけっこうやってるんですよ。今回の件はキャッシュレスで出来るというのが大きいですね」と業界初の試みについて語っている。

 「ダイナミックプライシング」とは、試合日程、席種、市況、天候、個人の嗜好などに関するビッグデータ分析を基に試合ごとの需要予測を実施し、需要に応じたチケット価格の変更を自動的に行うことで、ファンのニーズに応じた『適正価格』で販売する仕組みで、わかりやすいところでは、航空券やホテル代で既に導入されている。また、日本のプロスポーツでは、サッカーJリーグの横浜Fマリノスが導入。プロ野球では2016年のソフトバンクを皮切りに、ヤクルト、そして楽天が導入に踏み切った。

 価格は、オリックスの過去の販売実績と販売期間中の実績を基に、三井物産株式会社とヤフー株式会社の合弁会社であるダイナミックプラス株式会社の独自の価格算出技術を活用し設定される。加えて今回、AIを活用した全シート対象の「ダイナミックプライシング」による“1円単位”での価格設定が実現することで、かなり細かい価格設定となり、既にファンの間からは「わかりにくい」という声が続出しているが、賛否両論ある企画を次々に発表していくのが、オリックスの魅力であり、グリーンスタジアム神戸が2003年にプロ野球界初のネーミングライツとして、Yahoo! BBスタジアムになった際にも批判が続出したが、スカイマークスタジアムを経て、2011年からほっともっとフィールド神戸に命名されてからはファンに浸透。ほっともっとは今年からさらに4年間のネーミングライツ契約を結んでいる。他の球場やサッカースタジアムでもネーミングライツが定着したことからも、オリックスは今やほとんどの球場で設置しているフィールドシートもYahoo! BBスタジアム(当時)にて日本で初めて設置しており、時代の先駆けを行っている傾向がある球団だ。

 7月のトライアルで成果があれば、来季以降の本格導入も考えられるだけに、AIが決める1円単位の価格に注目していきたい。

取材・文・写真 / どら増田

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