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某人気プロレス団体のレフェリーが覚醒剤で逮捕されるも、マスコミが報じない怪

 今、プロレス界で最も勢いがある団体、ドラゴンゲートのメーンレフェリーだった玉岡金太(33=本名:玉岡孝一)が、4月4日、覚醒剤を使用したとして、兵庫県警須磨署に覚醒剤取締法違反(使用)で逮捕された。

 容疑は同日に神戸市内の駐車場にあるトイレ内で覚醒剤を使用したとされ、玉岡被告はすでに起訴された。
 これを受けて、同団体は5日付で、玉岡被告を懲戒解雇。同日の公式ホームページで、「所属契約条項に重大な契約違反を起こしたため」と発表。その理由については、公表されなかった。
 その後、ふだんプロレスを報道しない一部メディアが、22日にこの件を報じ、初めて表に出ることになった。同団体では、翌23日に公式ホームページにて、「警察より、捜査に支障が出ないよう指導を受けておりましたため、ファンの皆さまへ、この度の経緯説明が遅れましたことをお詫び申し上げます」と発表。ここでようやく、団体側が認めることとなった。

 同団体では、この件を受け、7日に団体のオフィシャルドクター指導の下、所属全選手及び全スタッフによる尿検査を実施。登録衛生検査所にて、薬物反応検査をした結果、全員が陰性反応だったという。

 団体のメーンレフェリーが覚醒剤使用で逮捕されるのは重大な事件。ところが、ふだんプロレスを報じているメディアは、一様にこの件にはほぼ触れなかった。唯一の専門誌である「週刊プロレス」が、極めて小さい扱いで目立たぬよう配慮して報じたのみ。他のスポーツ紙などは黙認してしまった。

 2月にNOSAWA論外(フリー)が、道交法違反及びタクシー窃盗容疑で逮捕された際には、まるで凶悪犯罪を犯したかのごとく報じたスポーツ紙などが、玉岡被告の事件については、なぜ闇に葬ってしまったのかナゾが残る。プロレスラーではなく、レフェリーだから報じる価値がないと判断されたのか? 他の業界ではあり得ないだろう。プロレスに関する報道のあり方について、改めて考えさせられる問題であった。各メディアはいいことも悪いことも含め、平等に報じる責務があるはずだ。
(坂本太郎)

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