「最終日、首位スタートだった小田孔明が逆転で3位に沈み、オーストラリアのブレンダン・ジョーンズに優勝をさらわれてしまいました。石川が出ていたとしても、優勝争いに影響は出なかったと思いますが…」(スポーツ紙記者)
石川が欠場した理由は、「腰痛の再発」だ。16日にツアー国内開幕戦の舞台ともなる三重県で選手総会が行われ、そこで欠場が発表された。石川は所属事務所を介して「軽症」を強調していたが、選手総会も欠席している。ツアー優勝から遠ざかって久しいが、石川は会長業務だけは怠ったことがなかった。ゴルフ人気の低迷に歯止めをかけるため、ファンサービスなどを積極的に行ってきたことは周囲も認めていた。
「その開業業務まで休んだということは、本当は軽症ではないのでは?」
そんな声も聞かれた。また、腰痛には苦い思い出もある。
「石川が勝てなくなったのは、腰痛のせいです。16年シーズン中から腰痛を抱え、以後、腰に負担をかけないために、パワーではなく、技術で距離を出すフォームに修正しました。新フォームがしっくりいかないらしく、今も成績不振のままです」(専門誌記者)
16日の発表通りなら、GW中に戦線に復帰することになるが、こんな声も聞かれた。
「これまでも腰痛をごまかしながら出場してきたとも聞いています。選手会長の責任感も重なって、強行出場ということになりそう」(同・記者)
去る同大会はネットで700万件の映像アクセスがあったとされる。これに安堵する向きもあれば、「ギャラリーが増えなかった」と肩を落とす声も聞かれた。
こういう状況からして、選手会長・石川が責任感で強行出場してくるのは必至。ということは、やはり、予選落ちのスパイラルは今年も続きそうだ。