search
とじる
トップ > スポーツ > スター不在のK-1 救世主に“アニメオタク”長島☆自演乙☆雄一郎が浮上!

スター不在のK-1 救世主に“アニメオタク”長島☆自演乙☆雄一郎が浮上!

 視聴率下落で明らかなように、低迷するK-1。

 ヘビー級では武蔵、中量級のMAXでは魔裟斗と、エース格が引退し、10年はスター不在に泣いた。大みそか「Dynamite!!」への出場候補だった人気者の山本“KID”徳郁は、米国の最大手格闘技団体のUFCと契約し、もはやあてにできなくなった。

 K-1、DREAMを主催するFEGは経営的にも窮地に陥った。現在は会社を再生中で、今春には新体制が発表される見込み。

 今のK-1に必要なのは、一にも二にも武蔵や魔裟斗に続くスターの出現。だが、スターは一朝一夕にはつくれない。ただ、強ければいいというわけにもいかない。現状の京太郎や佐藤嘉洋では、とてもK-1をけん引はできない。

 そんななか、昨年末の「Dynamite!!」で救世主になり得る男が出現した。それは、長島☆自演乙☆雄一郎。長島は「Dynamite!!」で、DREAMライト級王者・青木真也とMIXルールで対戦。この試合はK-1ルールと総合ルールを交互に行なうものだったが、長島は総合ラウンドで青木にKO勝ち。絶対的に不利な相手の土俵で、DREAMの現役王者を葬った長島は、一躍ヒーローとなった。文句なく、今回の「Dynamite!!」のMVPであった。

 アニメオタクの長島は、コスプレファイターとして、かねてから注目を浴びていた。昨年3月のK-1 MAX ジャパン・トーナメントを初制覇し、着実に実力も付けてきた。そして、今回のド派手な勝利で、否応なしに脚光を浴びることになった。NJKFでキックボクシングを始める前には、総合格闘技の素養もあり、今後、総合の試合のオファーがあれば、K-1との両刀使いも視野に入れる。

 状況は整った。スターになるチャンスをモノにするかどうかは、本人次第である。
(ジャーナリスト/落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ