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「馬上から失礼します」伊藤かずえ、山下真司ら『スクール☆ウォーズ』の“今じゃ考えられない描写”を振り返る

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伊藤かずえ、松村雄基、山下真司、麻倉未稀

 1984(昭和59)年10月から半年に渡りTBS系で放送され、ラグビーブームを巻き起こした名作ドラマ『泣き虫先生の7年戦争 スクール☆ウォーズ』のDVD-BOX発売とParavi配信を記念して、主演の山下真司と松村雄基、伊藤かずえ、主題歌「ヒーロー」を歌った麻倉未稀による記者会見が、8月24日「ラグビーの日」に都内で行われた。

 主人公の熱血教師・滝沢賢治を演じた山下は、松村とともに川浜高校ラグビー部のラガーシャツで登場。「一瞬にしてあの当時に戻った」(松村)という4人の熱いトークが繰り広げられた。前日に『ヒーロー』を歌ってきたという麻倉は、「『スクール☆ウォーズ』のおかげで、アメフトやバスケの試合にも呼んでもらっている」と話す。放送開始時、10代だった伊藤かずえだが、「今じゃちょっと考えられないような描写」もあった同作で、「馬上から失礼します」などの名シーンを残した。

 記憶に残るセリフを聞かれた松村は、滝沢が生徒に語る「人は愛するものを守るために生きているんだ」を挙げた。「20代の頃にはそこまでインパクトを感じなかったが、50歳を過ぎてしみじみと本当だと思うようになった」。松村の言葉を受けて、山下は「愛がテーマだから、35年たってもリアリティが色褪せないんじゃないか。画面から伝わってくる温かさに胸が締めつけられて自然と涙が出てくる。理屈じゃなく、今いちばん大切なものを教えてくれるドラマ」と語った。

 放送当時は休日でもネクタイを締めていた山下。ファンのイメージを裏切らないため、教師役のオファーを断ることもあるという。芸能界にも『スクール☆ウォーズ』のファンは多く、バラエティ番組で再現シーンをリクエストされることもあるが、「いい加減な気持ちでやったことはない」と話す姿からは同作への思いが垣間見えた。

 思い出話が尽きない同窓会さながらの会見となったが、ラグビーワールドカップ2019日本大会に挑む日本代表チームに向けて、「オールジャパンを信じます。信は力なり!」とドラマの名セリフでエールを送った。

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