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東大阪の消防司令長がケンカの仲裁に入った警官殴る!

 酒が入ると、倫理観も失われてしまうのだろうか。

 ケンカの仲裁に入った警察官を暴行したとして、大阪府警八尾署は5月9日、公務執行妨害の疑いで、大阪府東大阪市消防局警備課長で消防司令長・武本半次容疑者(57=同府八尾市東山本新町)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午後11時頃、八尾市山本町の近鉄河内山本駅構内で、武本容疑者が同僚と殴り合いのケンカをしており、それを仲裁しようとした同署地域課の男性巡査(25)を殴ったとしている。巡査は顔に軽傷を負った。

 同署によると、巡査は通行人からの「改札付近で男3人が暴れている」との110番を受けて、現場に駆けつけた。武本容疑者は当時、酒に酔っていたという。

 東大阪市消防局によると、武本容疑者は勤務を終えた後の午後7時から約2時間、大阪市天王寺区の宴会場で開かれた同局の懇親会に参加していたといた。同僚2人と帰宅途中に口論になったもようだ。

 いくら酒に酔っていたとはいえ、立場ある市の消防指令長が、同僚と殴り合いのケンカをした上、仲裁に入った警察官を殴るのは、まずいだろう。消防士も警察官同様、市民の命を預かっている身。理性を失うほど、酒を飲むのはいかがなものか。

 同市消防局では消防局総務課の男性消防司令(41)が、消防団の活動費など約215万円を着服する事件が起きたばかり。相次ぐ不祥事には、管理体制への疑問も残る。公職に就いていることを、十分認識してほしいものだ。
(蔵元英二)

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