お笑い芸人 豪快伝説 其の十三『タモリ』

芸能ニュース 2012年05月30日 15時30分

お笑い芸人 豪快伝説 其の十三『タモリ』

 お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の13回目。サーティーンスバウトは、タモリだ。

 毎夏恒例のフジテレビ系27時間テレビ。今年は、『笑っていいとも! 真夏の超団結特大号!! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?』として、7月21日〜22日に放映される。発表記者会見でセンターに座っていたのは、タモリ。1987年に開始した同番組の初回の総合司会を務めたタモリが今年、『笑っていいとも!』の30周年を祝して、完徹MCにチャレンジするのだ。

 この“いいとも!”。タモリが生放送の単独司会世界最高記録として、ギネスに認定されているのは有名な話。82年10月4日からスタートして、02年4月現在で通算5000回をオンエア。翌03年に正式認定され、今なお自己更新している。

 そんなタモリが08年に残した名言は、「私もあなたの数多くの作品のひとつです」。恩人で漫画家の赤塚不二夫(故人)の葬儀で読んだ、弔辞だ。手にした白い巻物を、およそ8分にもおよんで読みあげたが、中身は白紙。つまり、すべてが即興・アドリブ。これこそが、赤塚がタモリに植えつけた能力だ。

 さかのぼること、およそ40年前。タモリが芸能界にデビューするきっかけとなったのは、ジャズピアニスト・山下洋輔などが出演した、地元・福岡のライブの打ちあげ会場。そこで、「ハナモゲラ語で会話する人」という意味不明なネタをして、音楽家たちは大爆笑した。あまりのおもしろさに後日、都内でおこなったライブの打ち上げにも招き、ジャズバーで密室芸を堪能した。それを見て衝撃を受けたのが、赤塚。タモリの才能にホレた赤塚は、強引に上京を勧め、福岡でのサラリーマン生活を辞めさせた。そして、自分のマンションに居候させ、自家用車を自由に使わせ、自身は狭い仕事部屋で寝起きした。

 裸でホモプレイを見せることもあった、タモリと赤塚。ふたりは同性愛者ではなかったが、笑いを取るために手段を選ばなかった。男同士がヤレばおもしろいだろう−−笑いに理屈は不要だったのだ。

 笑いは単純というセオリーは、今のタモリをも形成している。『笑っていいとも!』は毎年、大忘年会を開催しているが、最後は「タモリじゃんけん」なる恒例イベントで締めくくられる。タモリにじゃんけんで勝ちあがった者が、優勝賞品を手にできるのだ。ここでタモリは、単純な法則を使っている。ひたすら、グー、チョキ、パーの順番で出しているのだ。つまり、この法則を見抜いた者が勝ちというわけだ。

 運を味方にできるのが、プロ。シンプルな仕組みを見抜くのも、プロ。この教えも、赤塚と時間を共有したことで学んだ、生きる術なのかもしれない。(伊藤由華)

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