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巻き起こるアニキ金本カムバック待望論と掛布SEA院政②

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提供:週刊実話

成績不振なら掛布登板へ

「掛布SEAはセ・リーグ5球団のキャンプを視察しました」(スポーツ紙記者)

 掛布SEAは立場上、オーナーを始め球団幹部に直接意見できる。ライバル球団の戦力分析は矢野監督にとってもプラス材料となるが“副産物”もあるようだ。

「矢野監督を支えるコーチの大半は二軍指導者でした。二軍監督だった矢野監督と一緒に昇格してきたんですが、元を正せば、『掛布二軍監督』を知るスタッフでもあります」(前出・関係者)

 そう言われてみれば、「選手の自主性」なる改革案も、掛布氏が二軍監督だった時代に提唱されたものだ。ここに的確なライバル分析が加われば、チーム再建の最大の功労者は掛布SEAということになってしまう。
「掛布氏がセ5球団すべての視察を終えたのは15日でした。最後に広島を見て、『投手力№1は、阪神』と言い切りました。うがった見方かもしれませんが、新聞などに掲載された自身のコメントを“誰が読むのか”察しているのかもしれません」(同)

 こうした掛布SEAの動きに重なってくるのが、岡田彰布氏(61)だ。岡田氏は新聞紙上で藤川とのロング対談を実現させた。藤川は「監督・岡田」の時代を知るベテランの1人。

 再建のカギを握る鳥谷をルーキーイヤーからスタメンで使ったのも岡田氏だ。新人を最重要ポジションであるショートで使い続けた采配が今日に繋がっているのだから、その功績と影響力はやはり無視できない。
「金本前監督の時代、優勝を知る元指揮官として、岡田氏の再登板も予想されていました。その真偽はともかく、昨年末のOB総会で掛布、岡田両氏は会話がなかったとも伝えられています。古参の虎OBたちの間には、2代続けて外様指揮官となったことに割り切れない思いがあるとされ、矢野監督、フロントを牽制していくようです」(前出・在阪記者)

 岡田氏は最大OB派閥である吉田義男氏のグループ。掛布氏は東京圏での仕事が多かったため若干の隔たりもあるようだ。
「掛布氏のキャンプ視察ですが、DeNAの筒香嘉智が打撃スタイルを微妙に変えていること、ノーマークだったヤクルトの打線が好調なことなどを的確に説明していました。開幕カードでぶつかるヤクルトの情報は貴重で、フロントも一目置いていました。ペナントレースは混戦、投手力がカギというのが掛布氏の展望です」(前出・関係者)

 岡田氏は、影響力の大きくなった掛布氏の情報をどう思うのか。こうしたOBたちの動向で、矢野監督は采配に集中できないだろう。

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