search
とじる
トップ > その他 > 【雅道のサブカル見聞録】次にヒットする日常系萌マンガのテーマは“農業”!?

【雅道のサブカル見聞録】次にヒットする日常系萌マンガのテーマは“農業”!?

 『月刊ヤングエース』(角川書店)で連載中の、萌キャラクターが農業を営むマンガ、『JA〜女子によるアグリカルチャー〜』(鳴海なる・唐花見コウ共著)の第一巻が今月1日発売された。

 この作品、小学6年生の女の子「ひなげし」が父親の再婚相手の家がある信州に引っ越して、再婚相手の三姉妹達と農作業をするというもの。 農業をテーマとし、専門的な知識の情報量もなかなかだが、本筋は主要キャラクターである野沢姉妹の生活風景を切り取った作品で、美少女キャラクター達の萌描写重視。恋愛対象となる男性キャラも登場しない日常系マンガとなっいる。

 07年の『らき☆すた』のアニメ放送がヒットして以来、マンガ、アニメなどでこの日常系の作品は有力なジャンルとなっている。『ひだまりスケッチ』『GA 芸術科アートデザインクラス』などに代表される美術学校系作品、『けいおん』などの部活動系など、美少女キャラを取り巻く環境は様々あるが、農業にスポットを当て、美少女キャラクターを前面に押し出した作品となると本作が初といっていいだろう。

 実は“萌え”と“農業”の相性は良い。地方の特産物と萌キャラのコラボ商品は軒並み好調な売れ行きとなっている。そしてこの作品では長野県の小川村が作品の舞台であることを公認しており注目だ。地方との単発モノ商品ではない長期的なコラボは可能なのか、今後も地方自治体と組んでのコラボ商品や町おこし企画にも期待が高まる。

 最近は出尽くした感のあった日常系の作品だが、まさか農業までテーマとして扱われるとは正直、驚きだ。『けいおん』などのアニメのヒットで更に人気の高まっているこの波に更に勢いを加えることになるのだろうか、萌要素の高さが農業にどれほど影響を与えるか見守りたい。(斎藤雅道)

関連記事


その他→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

その他→

もっと見る→

注目タグ