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用意周到! 悪質な“開チン男”を逮捕

 変態男が若い女性に、自身のイチモツを露出するわいせつ事件は少なくないが、ここまで用意周到なケースは前例がないのではなかろうか。

 警視庁生活安全総務課「子ども・女性安全対策室」(愛称・さくらポリス)は5月24日までに、女子中学生に下半身を露出した公然わいせつの疑いで、無職・今津亮容疑者(33=東京都墨田区八広)を逮捕した。

 逮捕容疑は、15日午前8時5分頃、東京都足立区千住河原町の歩道で、自転車で通学途中の中学2年生の女子生徒(13)に下半身を見せた疑い。

 ここまではよくあることなのだが、今津容疑者の場合はちょっと違った。同課によると、今津容疑者はズボンのファスナーの股間部分を中心に、約30センチを丸く切り取った茶色の長ズボンをはき、すそが長めのシャツを着て、歩道を自転車で走っていた。歩道には通勤、通学などで、かなりの人がいたという。

 そのうちの1人の女子生徒に目をつけた今津容疑者は、後ろから追い越して、直後にUターン。すれ違いざまにシャツのすそをまくり上げ、特製ズボンから出ているイチモツを開チンし、そのまま進行方向へ走り去った。

 女子生徒は、学校に向かう途中に近くいた警察署員に相談した。同課は20日、今津容疑者を公然わいせつの疑いで逮捕した。

 今津容疑者は同課の調べに対し、「2月から10件ほどやった。爽快感と開放感が忘れられずにやってしまった」などと供述。容疑を認めているという。

 女子生徒が被害に遭った足立区のほかに、江東区などでも同様の事案が確認されており、同課では今津容疑者との関連を調べている。

 「爽快感と開放感が忘れられずにやってしまった」と言っているとのことだが、女子生徒が受けた心の傷は一生消えないだろう。
(蔵元英二)

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