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列車で喫煙した68歳男、車掌に注意されるとキレて破壊行為【キレる高齢者の迷惑事件簿】

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画像はイメージです

 喫煙者の肩身が狭くなる昨今。タバコの値段は毎年ありえないほど上昇するとともに、喫煙が可能となるスペースも減っている。

 例えば、かつては野球場などでもタバコを吸うことが可能だった。また、昭和の時代は列車にも灰皿がついており、迷惑行為と認識されてはいたものの、車内でタバコを吸うことができていた。

 今では、公共施設内や公共交通機関での禁煙は広く国民に認知されているが、中には「昔吸えたんだから良いじゃないか」とばかりに吸う人間がいる。そして、それを注意されると、逆ギレしたうえ喚き、多くの人々に迷惑を掛けるのだ。

 2015年1月午後3時頃、北海道のJR根室線を走っていた特急・スーパーおおぞら5号内でも、そのような迷惑客がいた。全面禁煙にも関わらず、乗客の68歳の男が喫煙していたのだ。乗客からの連絡を受けた車掌は、即座に現場に駆けつけ、男を注意する。これは当然の行動である。

 本来なら非を認め謝罪する場面だが、68歳の男は車掌に食って掛かり、口論に。そして、不満の意思を明示したかったのか、備え付けのテーブルを壊す。当然、通報を受けた警察に器物損壊容疑で逮捕された。この影響で、列車は浦幌駅に93分間停車することになり、3本の列車に遅れが発生。約620人の足に影響が出た。なお、当時男は容疑を否認していると報じられた。

 列車内での喫煙を注意され逆ギレという事案に、「頭に来る」「完全な迷惑行為」「列車内での喫煙が認められていた時代の人間?」と怒りの声が広がる。また、「この世代はこういう人が多い」「団塊の世代って本当に面倒だよね」「時代についていけていない哀れなやつ」など、厳しい言葉が並んだ。

 また、犯人と同世代からも「世代の恥」「同じ人間だと思われたくない」など怒りの声が相次ぐことになった。タバコは副流煙の健康被害や臭いがつくなどの迷惑行為となることから、禁煙の輪が広がったという背景がある。列車内で吸えば多くの人が迷惑することは明白だ。

 男が実に幼稚であることは、疑いようのない事実だろう。

文 櫻井哲夫

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