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佐賀の消防団員が空き家に放火

 佐賀県警鹿島署は3月9日、空き家に放火したとして、同県嬉野市の消防団員で農業の男(25=同市嬉野町岩屋川内)を、非現住建造物等放火の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は、同7日午後9時25分頃、温泉街近くの住宅地である嬉野町岩屋川内甲の60代男性所有の木造平屋建ての空き家(約80平方メートル)で、軒下にあった紙類にライターで火をつけ、全焼させたとしている。

 警察の調べに対し、「空き家の軒下にあった紙にライターで火をつけた」などと供述し、容疑を認めている。

 同署では、空き家に火の気がなく、外側から出火している状況から、放火事件として捜査。周辺の聞き込みから、近所に住む男の関与が浮上した。

 現場付近では、今年1月と2月にも、火の気のない小屋で、ぼやが相次いで発生しており、同署では、この男との関連を調べている。

 同市総務課によると、男は11年4月に消防団に入団。7日の火災の際には、消防団の服を着て、何食わぬ顔で現場にいたという。

 谷口太一郎市長は「消防団員がこのような事件を起こしたことは、市として誠に遺憾で、今後、消防団とともに再発防止と信頼回復に努力します」とコメント。

 一連の火事の現場は約1キロの範囲内で、いずれも男の自宅の近所。人が住んでおらず、空き家であることを承知した上で、放火した可能性がある。自分で火をつけておいて、消火活動することで高揚感を得られたのか?

(蔵元英二)

*写真イメージ

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