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「いったい何様ッ?」パワハラ栄和人監督の旧態依然

 至学館大の谷岡郁子学長(64)が、6月17日の会見でレスリング部監督・栄和人氏(58)の解任を発表した。

 “伊調イジメ”のパワハラ認定を受け、日本レスリング協会の強化本部長職を退いた栄氏は、謝罪会見で事前に用意した文書を開き、「伊調(馨)選手、田南部(力)コーチに深くお詫びします」と謝意を伝えたが、これで一件落着とはいかなかった。
 「監督解任は謝罪会見後の全日本選抜選手権のスタンド観戦態度が問題視されました。現場復帰したばかりの監督にもかかわらず、スタンドで芸能人と談笑したり、友人と昼めしを食べに行くなど、とても反省の色が見えなかった。また、謝罪会見直後、田南部コーチが一部マスコミの取材に応じたのですが、栄氏からは直接の謝罪もなければ連絡すら取っていないそうなのです」(体協詰め記者)

 この時点で、伊調にも栄氏からは連絡が入っていない。“被害者”の立場からすれば、会見より先に直接自分のところへ謝罪に来るべきと考えるのが自然だろう。
 「謝罪会見は午前中に行われましたが、“生中継はNG”との通達がされていました。日本大学アメフト部の二の舞にならないための予防策の意味もあったのでしょう。余計なことは言わないようにしようという、したたかさも感じられました。栄氏はまだ心配のタネを抱えているんです」(同)

 日本レスリング協会は23日の評議員会で、栄氏の常務理事の解任処分案をはかる。至学館大学レスリング部監督は解任されたが、五輪に影響を持ち続けるかどうかで、今後の指導者人生は大きく変わる。
 「理事として残るとの見方も一部であります。日大アメフト部と違うのは、一応、非を認め公の場で謝罪していますから。実績のある指導者なので、レスリング協会も残したいはず。ただし、伊調や彼女に近い女子選手たちとの溝は埋まらないでしょうね」(レスリング協会関係者)

 大学の体育会系は未だに旧態依然たる在り方だ。強い権限を持ち、周囲が忖度せざるを得ない栄氏のような存在が「いったい何様ッ?」の勘違い人間を作ってしまうのだ。

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