ラグビーワールドカップ前の重要大会 代表選出で“第2のカズ事件”

スポーツ 週刊実話 2019年06月17日 18時03分

ラグビーワールドカップ前の重要大会 代表選出で“第2のカズ事件”提供:週刊実話

 7月に開幕する「パシフィック・ネーションズカップ」に向けたラグビー日本代表42人が6月3日に発表された。

 同大会に出場するのは日本を含め6チームだが、フィジー、トンガ、アメリカ、サモア、カナダなど強豪ばかり。当然、日本代表にとっては、9月に本番を迎えるラグビーワールドカップの試金石ともなる。その重要な大会に臨む代表メンバーの選出を巡って、関係者の間に動揺が広がっている。

 「大会前の代表合宿に42人が招集され、合宿での練習を経て、大会にエントリーできる31人が決まるのですが、42人のうち、前回のW杯を経験したメンバーは12人だけだったんです」(スポーツ紙記者)

 世代交代が順調に進んでいる証拠だが、問題もある。

 ラグビーは肉体がぶつかり合う“格闘技”であるとともに、複雑な戦術が多いため瞬間的な対応も求められる頭脳戦でもあるのだ。後者は経験によって培われていく。42人のうち30人も「前回大会を知らない」というのは、リスクにもなるというのだ。

 「前回大会でフィーバーを起こした五郎丸歩はしばらく代表に呼ばれていませんし、代表で主将も務めてきた立川理道や、山田章仁らも外されています」(同)

 メンバー発表の会見で、日本代表の指揮官、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「他選手のほうが勝っていた」と静かに語った。

 外国人指揮官は私情を挟まない。この姿勢が、前回のW杯で強豪・南アフリカ代表を倒す奇跡を起こしたわけだが、今回の舞台は日本である。浪花節を無視したメンバー選考は、協会が最も懸念するチケットの販売にも影響してきそうだ。

 「日本サッカー界のレジェンド・三浦知良(52)が代表を外れたのも、W杯フランス大会直前でした。それを彷彿させる“事件”と言えそうです」(専門誌記者)

 山田や立川はチームの精神的支柱だ。“第2のカズ事件”に発展し、求心力を失ったチームがワールドカップを前に空中分解なんてことになったら一大事。外国人指揮官の非常な決断は吉と出るか凶と出るか。

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