プロ野球公式戦の地上波テレビ中継は終えんへ

スポーツ 2011年05月07日 17時59分

プロ野球公式戦の地上波テレビ中継は終えんへ

 視聴率調査でおなじみのビデオリサーチが、プロ野球巨人戦ナイター中継の月平均世帯視聴率を、今季から公表しないことが明らかになった。同社は63年から月刊視聴率を公表してきた。

 理由は「今季は震災の影響で開幕が遅れたことでナイター中継数が減ったことに加え、近年、ナイター中継そのものが減っていること」だという。
 これだけ聞くと、視聴率隠ぺいとも取れるが、1試合ごとの視聴率は公表されるわけだから隠ぺいとはいえないだろう。もはや、月平均視聴率を出す意味がなくなったといえよう。

 かつては、視聴率が取れる優良番組だった巨人戦も、ここ数年、視聴率は急落。10%を取るのがやっとの状況。4月12日のヤクルトとの開幕戦は、平均11.8%と辛うじて2ケタ台を記録。日本テレビは今季、地上波中継に亀梨和也を投入し、視聴率獲得に手は打っているものの、大きなアップは望めないだろう。

 地上波の野球中継は試合途中から始まり、ほとんどが試合途中で終わるという半端なもの。完全中継が当たり前の他のスポーツと比べれば、あり得ない放送形態だ。ただ、野球の試合は早くても3時間程度と長く、高視聴率を望めない番組を長時間放送できないのが、テレビ局側の事情だ。

 一方、近年、一般家庭でもケーブルTVやスカパーが普及してきた。BS、CSでは野球は試合開始から終了までの完全中継が原則。当然のことながら、野球ファンが地上波から、BS、CSにスライドしているのは明らか。地上波の巨人戦を見ているのは、特別な野球ファンではない人か、BS、CSが見られない人。本当に好きな人は、地上波の視聴率アップに貢献していないのだ。だから、もはや野球の地上波中継の視聴率など、さしたる意味をもたなくなってきている。

 BSもCSもない時代、野球が好きな人は、たとえ巨人ファンでなくても巨人戦を見ていた。他に選択肢がなかったからだ。だが、時代は変わった。視聴率の低下とともに、年々、各地上波局は巨人戦の中継数を減らしている。この流れが止まることはないであろう。いずれ、地上波での公式戦の野球中継は終えんへと向かうのは間違いないだろう。
(落合一郎)

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