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半裸状態で殺害された25歳OL、事件当日に限って帰宅ルートを変えた理由とは【未解決事件ファイル】

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画像はイメージです

 年末年始シーズンは、忘年会・新年会などで酒を飲んで遅い時間に帰ってくる、ということもあるだろう。そんな際には、可能であればタクシーを利用するなどして夜道を出歩くことは避けた方が良い、ということを痛感する事件が過去に起きている。

 1999年7月12日、東京都世田谷区にある工場現場内で当時25歳だった女性Aさんが半裸状態で死亡しているのが通行人によって発見された。現場は被害者の自宅と最寄り駅との中間地点にあったが、普段の帰宅コースからは外れていたという。一体彼女の身に何が起きたのか。

 事件前日、Aさんは友人たちと一緒に渋谷のレストランで食事をした後、日をまたぎ午前0時過ぎまで池尻にあるバーで過ごしていたという。解散となった午前0時10分頃、池尻大橋駅にAさんが入っていくのが、最後に確認された姿となった。

 当時は監視カメラが少なかったこともあり、Aさんがどの電車に乗り込んだのかは分かっていない。警察の捜査では、被害者宅の最寄り駅に午前0時24分着、もしくは終電の午前0時34分着の電車にAさんは乗車していたとみているそうだ。そして、これ以降現場までの足取りはつかめていない。

 遺体が発見された工場現場は最寄り駅と住宅との中間地点に位置するものの、北に150メートルほどずれた住宅街だった。いつもなら繁華街のある直線ルートを通って帰宅しているはずだ、とAさんの友人たちは証言したという。

 遺体発見現場近くでは、女子高生が変質者に首を絞められる事件が2度起きており、犯人は捕まっていない。さらに事件当日、黒っぽい服装の怪しい男を見かけたという周辺住民の証言が警察に寄せられたが、犯人逮捕につながることはなかった。女子高生を襲った変質者とAさんの事件には関係があったのだろうか?

 現場からはAさんのサンダル、ショルダーバックがなくなっており、警察は通り魔的な犯行だったとみていたそうだ。

 なぜAさんは事件当日に限って帰宅ルートを変えたのだろうか。遺体が発見された現場は住宅街の中だったが、路地が入り組んでいるため人気が少ない場所だったという。夜に出歩いたり酒に酔って足元がおぼつかなかったりしても、むやみに帰宅ルートを変えることはやめた方が良いだろう。

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