「プロサッカー選手として円熟期の三十路を超えたことを考えれば、現役引退を意識していたとしても何の不思議もない。むしろ、今大会が終わって身を引くのは規定路線と言ってもいい」(スポーツ紙デスク)
当然、気になるのは引退後の展開。すでにテレビ局は解説者やスポーツキャスターとして抱え込もうと、あらゆるツテをたどっているというが、意外にも本田はこうしたオファーに対し何の興味も示さないという。
「本田は、今さらキャスターだとか、芸能界だとか、そうした類のことには何の興味もない。しいて言えば実業家として大成功を収めることです」(事情通)
本田といえば、サッカー選手の傍らで経営者という肩書を持つことでも知られている。
「本田の個人事務所はオーストリア、カンボジア、ウガンダ、米国という4カ国のプロクラブ経営に参画しているんです。他にも貧困や教育など世界規模の問題に対して常に危機意識を持っている。何か、ボランティア活動的な会社を興すのかもしれない」(スポーツ番組プロデューサー)
しかし、取材を進めてみると意外な一面が垣間見えてきた。なんと、金儲けにひた走るというのだ。
「誰に吹き込まれたのか知らないが、仮想通貨の発行に着手するというんです。『本田通貨』と、勝手に命名しているとか。ビットコインに、ものすごく感化されたようです。以前、彼は『俺はビジネスで世界を変える』と豪語していた」(サッカー協会関係者)
その資金源となるのが『オンラインサロン』。
「ネット上の“有料ファンクラブ”です。すでにホリエモンやダルビッシュ有が開設している。月々数千円から数万円の会費を払った参加者が、サロン開設者のビジネスに協力するんです。ネームバリューのある本田が『新仮想通貨の構想』を打ち出してオンラインサロンで資金を集めれば、億単位の資金が集まる。ヨーロッパにも多くのファンを持っています」(IT関係者)
実業に力を注ぐためなのか、本田は自らがCEOを務めるC2Cサービス事業『Now Do』で人材募集を始めたという。
「自身のツイッターを使い、写真付きで『本田圭佑が自身初のCEOを務めるサービス事業にて、優秀なプロダクトマネージャーを募集開始した』という記事をシェアしているんです。仮想通貨の話はまずガチでしょう」(事情通)
本田コインは、果たして現実のものとなるのか?