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『テキシア事件』で出てきた久間章生元防衛相の名前…彼は“反社”の守護神か!?

 久間章生元防衛相(2013年政界引退)が、詐欺容疑で逮捕された『テキシアジャパンホールディングス』(千葉市)会長の銅子(どうこ)正人容疑者らが開いたパーティーに出席、あいさつしていたことが分かった。

 「久間氏は総選挙出馬を見送り、政界を引退する前後の12、13年ごろに、中国・北京での会合で銅子容疑者と知り合い、15年以降カラオケパーティーやセミナーなどに数回参加し、会員に『日本を元気にしよう』とあいさつしていました。今年1月に久間氏に取材したところ、銅子容疑者については『詐欺をする人物には思えなかった。報酬はもらっていない』『テキシア社の活動や実態は知らない』と応じています」(全国紙社会部記者)

 銅子容疑者は本名の他に、神主名を田中正人、歌手名はキングと3つの名前を使い分けている。愛知県の私立高校卒業後、阪南大学(大阪府松原市)に進学し、サッカー部に在籍していた。

 他に愛知、岡山両県警に逮捕されたのは元社長の安達慶三、元岡山県警の警官で詐欺犯を担当していた三好輝尚、指定暴力団六代目山口組弘道会系組幹部の中村外喜治らだ。中村容疑者は銅子容疑者の秘書役だったことから弘道会の関与も注目される。

 「テキシア社は、13年9月の設立当初から経営実態がなく、集めた現金を配当に充てる自転車操業状態で、17年夏ごろには債務超過に陥って事実上破綻しています。にもかかわらず、逮捕容疑とされる16年7月〜17年7月に愛知県碧南市の男性会社役員ら60〜70代の男女3人に『一口100万円出資すると、毎月3%の配当が支払われる』『1年後には元本を償還するか、契約を継続するかを選べる』などとウソの勧誘を行い、『借用金名目』で計6400万円を騙し取っている。が『借用金名目』ですから投資詐欺に問えるか微妙ですね」(事件ライター)

 被害者は1万3000人に達し、被害総額は460億円とみられるが、被害金額の一部が仮想通貨「ワールドフレンドシップコイン」の購入に替えられていたともいわれる。

 それにしてもまたぞろ久間という名前の登場だ。

 「永田町でもキナ臭い話題に事欠かぬ政治家でした。イトマン事件の主役許永中関連企業のフェリー会社社長を務めたこともあり、守屋武昌元防衛事務次官への接待疑惑が暴かれた防衛専門商社『山田洋行事件』では、接待の場に同席していたと守屋元次官が国会で証言しています。また東京地検特捜部は『山田洋行事件』で、防衛族議員と防衛産業とを結ぶパイプ役だったロビイスト・秋山直紀氏(10年3月29日に東京地裁が脱税で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決)と久間は“一心同体”と認定しています。山田洋行のオーナー一族から久間氏への現金授受を含む関係について、政治資金規正法で立件の可能性もありましたが、久間氏は解離性大動脈瘤を理由に病院に逃げこんで、国会喚問を回避することで訴追を免れています」(政治記者)

 その秋山逮捕からおよそ2年後に行われた総選挙では、薬害肝炎訴訟で名を売った“小沢ガール”福田衣里子元衆議院議員(引退)に敗れた。そこに降って湧いたのが、大証2部上場企業「千年の杜」(東邦グローバルアソシエイツ→現:クレアホールディングス)疑惑だ。

 千年の杜は久間銘柄とも呼ばれて、当時特捜部も内偵していた事業実態のない企業で、こうした「箱」を舞台に私募CB(転換社債)やMSCB(修正条項付き転換社債)で資金調達を繰り返し、株式市場を手玉にとって暴利を貪る「資本のハイエナ」たちが餌食にした典型的な企業だ。こうした反市場勢力と結託し、暴利を貪っていたのではないかという疑惑である。

 表の顔は「士志の会」に属することで、同会を構成する麻生太郎財務相の後見人的立場にあるが、裏の顔はざっとこんな具合だ。

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