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南アジア各国から“花嫁”を買いまくる『一人っ子政策』失敗の中国

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提供:週刊実話

 米中貿易戦争の一時休戦という空気が流れていた矢先、カナダ当局が『ファーウェイ』の孟晩舟最高財務責任者を逮捕したことで、本格的な「米中ハイテク戦争」に突入してしまった。

 一方、カナダのトルドー首相は12月11日、同国シンクタンクの国際危機グループに所属する元カナダ外交官のマイケル・コブリグ氏が中国当局に身柄を拘束され、その理由を求めていることを明らかにした。

 まるで孟氏逮捕の中国側の報復だ。これにビビったのか、中国のシャープパワーの恐ろしさを肌身で知るカナダのバンクーバーの裁判所は、同日、孟氏が求めた保釈申請を、保釈金1000万カナダドル(約8億5000万円)で認めた。

 その中国は、ミャンマーやカンボジア、ラオスなどアジアの国々から若い娘達を花嫁として“調達”している。

「中国の一人っ子政策の結果、女性の数の方が極端に少なくなり、花嫁を外国から買うという動きが顕著になりました。北朝鮮の若い女性たちは、中朝国境地帯の中国側農村に農夫の嫁として売られています。また脱北した北朝鮮女性の約80%が中国人男性に売られている。彼女たちは、中国に越境した後、北朝鮮への強制送還を恐れるあまり、どんなにひどい扱いを受けても声を潜め、命令に従わざるを得ないのです。ただ金正恩体制になってからは、北朝鮮女性を中国に売る行為は、禁止されています」(北朝鮮ウオッチャー)

 花嫁として売られた脱北女性の中には、何とかその境遇から逃れて韓国までたどり着いたケースもある。その証言によると、15歳前後の少女の人気が高く、その売買価格は、健康状態や容姿にもよるが、1人当たり3000元から1万元(4万5000円〜15万円)だ。

 現在、嫁のアテのない中国人男性が嫁を探す国は、ラオスやカンボジア、ミャンマー、ベトナムなどの貧困地帯だ。インドの日刊英字紙『ザ・タイムズ・オブ・インディア』(2018年12月9日付)によると、これらの国々に代理人や業者が分け入り、架空話やデタラメな夢物語を語る詐欺的言動により親を釣って、あるいは拉致・誘拐によって花嫁の強奪が行われているという。

 「米ブルームバーグの調査によれば、これまでこれらの国々から毎年7500人〜1万人が、中にはお金のために志願して中国に嫁入りしています。最近、特に目立つのが中国と国境を接するミャンマーの山岳少数民族のシャン族やカレン族からの花嫁が多く、その理由は民族紛争、正規軍の武力攻撃などで土地を追われ、極端な貧困に陥ってしまったことによるものです。ほとんどタダ同然で略奪されています」(国際ジャーナリスト)

 どこぞの国の野党は、「改正入管法」論議の中で、外国人労働者の人権を声高に叫んでいたが、中国のアジア人蔑視も少しは問題にしたらどうか。

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