高橋は2013年シーズンより競技生活から離れている。
「高橋は、復帰したいと思ってから浅田(真央)にも相談したそうです。バンクーバー五輪時のコーチやスタッフに打ち明けてからなので、浅田に連絡した時は決心を固め、事後報告のような形になったと聞いています」(芸能プロ関係者)
第一報を聞かされたとき、浅田は驚いたというが大賛成。エールも送ったそうだ。
「高橋が順調に全日本選手権に勝ち上がれば、浅田もバックアップの決心をするはず。これまでは『解説は苦手』とフィギュアの大会から距離を置いていましたが、バンクーバー、ソチの2大会をともに戦った盟友として、視聴者に訴えたいこともあるでしょう」(体協詰め記者)
高橋は10歳近い年下の羽生結弦や宇野昌麿には勝てないとも言い切っていたが、30歳をすぎても成長できることを証明したいという。そんな高橋の演技を語れるのは、やはり浅田だけだ。
「今シーズンからジャンプによる加点よりも、演技力に重点が置かれる審査基準に変わります。もともと高橋は演技力に定評のあったスケーターですし、善戦できると思います。ただし、演技はジャンプのようにテレビ視聴者に伝わりにくい部分もある。気心の知れた高橋のどこが凄いのかを語れるのは浅田だけ。高橋への応援は惜しまないはずです」(同)
近年のフィギュアスケートは羽生一色。そこに高橋と浅田のレジェンドが加われば、逆に新鮮味もある。浅田はアイスショーのツアーの真っ最中だが、12月からは高橋の強力な助っ人になるに違いない。「T・A」最強の合体が見られる可能性大だ。
シンプルに「スケートがやりたかったんです」と言い切る高橋。限界に挑戦する華麗なステップが、再びリンクで見られそうだ。