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勤労統計不正問題 小泉進次郎「厚労相」誕生か①

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提供:週刊実話

 自民党の小泉進次郎厚生労働部会長が新厚労相に就任するという観測が永田町で急速に高まっている。一連の厚労省の勤労統計不正問題では、野党が身内調査や報告遅れなどで大混乱を招いたとし、根本匠厚労相の辞任を強く求めている。

 現状で安倍首相は「全力で対応」と根本厚労相の罷免を強く否定しているものの、4月の統一地方選と7月参院選を控え、腹の内では「根本更迭、進次郎厚労相」案を固めたという情報が飛び交いだしたのだ。

 まずは全国紙政治部記者が統計不正問題の与野党攻防戦を解説する。
「背景には、自民党が国民に喧伝する戦後最長といわれる2002年からの『いざなみ景気』を上回る、アベノミクス6年2カ月の最長経済成長がある。このままでは野党は今年の統一地方選も参院選も、景気の安倍政権礼賛で確実に負けると半ば諦めかけていた。そんな矢先に浮上したのが今回の統計不正問題。つまり、安倍政権は景気動向を決定する統計をわざと歪め、景気をよく見せかけていた。いわゆる国民を欺く偽装アベノミクスを故意に演出していたのでは、というのが野党の主張です」

 野党は統計不正を確実に暴ければ、’07年第1次安倍内閣が参院選で大敗、’09年の与野党逆転で民主党政権誕生の引き金にもなった5000万件の「消えた年金」疑惑の再来と勢いづいているのだ。それだけに、攻める野党も必死なら、守る自民党も必死だ。
「野党は隠ぺいのキーマンと見る担当事務方トップで、疑惑発覚直後に異動となった大西康之・前厚労省政策統括官の参考人招致に成功した。彼を突破口に安倍政権のデタラメな構図を暴露したい。これに対し、安倍官邸はキーマンも含め情報を小出しにしながら、徐々にガス抜きをする策略です。その間に新年度予算を成立させ、統一地方選に持ち込みたい腹」(同)
(明日に続く)

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