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長嶋茂雄超えなるか 巨人・坂本勇人「No.1右の大砲」40本塁打

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提供:週刊実話

 巨人、5年ぶり37度目のリーグ優勝。胴上げの輪の中心にいたのは、伝説の“ナガシマさん超え”にリーチをかけた主将・坂本勇人(30)だった。「あと1本」で、坂本は巨人史上最強の右バッターになる。

「坂本は長打力ではなく、打率や出塁率の高さで勝負するタイプの打者です。その坂本が本塁打で球団記録を塗り替えるとは、誰も予想できませんでした」(ベテラン記者)

 9月22日時点での坂本の本塁打数は39本。巨人の長い球団史において、シーズン40本塁打を達成した生え抜きの右バッターは1人もいない。

 中畑清氏(65)は1984年の31本、原辰徳監督(61)は1986年の36本が最高だ。生え抜きの右バッターで最多本塁打記録を持つのは、長嶋茂雄終身名誉監督(83)が1968年に放った39本が最高記録となる。

 レジェンド長嶋氏、原監督、中畑氏が活躍していた時代は130試合制。坂本は138試合目で39本に並んだ。一概には比較できないが、「あと1本」に期待する声は大きい。
「今季の坂本は打撃フォームを少し変えました。今季からはフルスイングしています。必然的に打球にも飛距離が出たのです」(スポーツ紙記者)

 飛躍の理由は、それだけではない。丸佳浩(30)の加入も大きいと識者は見る。
「坂本は入団2年目でレギュラーを獲りましたが、同年代で打撃論を語り合える同僚がいなかった。丸は試合中にも対戦投手の変化球の曲がり具合、自身の感じたことをメモしています。『感性』をいったん言葉に返還しているので、第三者に伝えやすい。その2人の試合中の会話は、物凄くハイレベルです」(球界関係者)

 そして、もう一つの飛躍の理由が“汚名”だった。坂本が主将に任命されたのは2015年シーズン。彼がチームをまとめるようになってからチームは優勝から遠ざかってしまった。「このままでは」の悔しさが、打撃改造のきっかけにもなった。
「本塁打量産を意識しての改造ではなく、強い打球を飛ばすことを考えていました」(同)

 同じショートで、チームの主将といえば、阪神の鳥谷敬が挙げられる。鳥谷も主将になって以来、優勝を経験していない。こちらは長い暗黒時代にまた突入し、引退を勧告された。坂本の伝説超えは、チームを救い、自身のプロ野球人生を切り開くとも言えそうだ。

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