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2007年ヒット商品分析 2008年はコレがトレンド

 今年もいろいろなモノが流行した。ビリー隊長門下に入門したり、特大メガ牛丼をがっついたりと忙しい1年だった。2007年のヒット商品を振り返り、08年のトレンドを読む。
 地道で気持ちが沈みがちなダイエットを明るくしたのが「ビリーズブートキャンプ」だ。
 米軍隊式訓練を取り入れたDVDでは、鬼軍曹役のビリー隊長ことビリー・ブランクス氏が音楽に合わせてエクササイズを指導。「ここをどこだと思っているんだ!」「諦めるな!」などと叱咤激励してくれる。始めただれもが「隊員」となり、孤独な戦いだったダイエットに連帯感が生まれたのも大きな特徴だ。
 大ドンデン返しを食らった“幻の納豆ダイエット”を例にとるまでもなく、ラクに痩せようなんて虫のいい話。過酷なプログラムを楽しむ方向になった。販売元のオークローンマーケティング(名古屋市)は「当初は社内でも売れるか懐疑的だった」というが、発売から1年2カ月で150万セットを突破。ビリー隊長の来日イベントも盛り上がり、感動のあまり泣き出すファンまで現れた。
 ビリーズよりハードという「ハーベイズ・ブートキャンプ」などの類似商品も続々と発売されている。来年は、さらに過酷なMっ気の強い商品が出現しそうだ。

 空前のメガフードブームが巻き起こり、ゼンショーの「すき家」では「メガ牛丼」が登場した。並盛3杯分の牛肉を盛りつけ、1286kcal。同社は「予想の2倍くらいの売れ行き。みんなこのぐらい食べたかった。立派な看板商品だ」とホクホク顔だ。
 ブームの口火を切ったのは日本マクドナルドが1月に期間限定販売した肉4枚バーガー「メガマック」だった。安定供給できないとして販売制限がかけられ、特大サイズが見直され始めた。
 コンビニ業界も流れに乗り、ファミリーマートが10月に発売した「メガハンバーグ弁当」は好調な売れ行き。「過去の販売データを分析すると、弁当を買う人の7割はおにぎりなどを一緒に買っていた」(同社)と潜在需要を掘り起こした。
 ネット上にはいたずらとみられる“テラ豚丼”盛りつけ映像が流出するなど、ブームは拡大しそうな雲行き。大食いタレントのギャル曽根の出番が増えそうで、特大ぶりを示す単位もメガ(100万)からジャンプアップしてギガ(10億)、テラ(1兆)に届くかも?
 ギャル世代に大流行なのがオーバーニーハイソックス(ストッキング)。ひざ上まで覆い隠すソックスとミニスカートに挟まれた太ももは「絶対領域」と呼ばれ、アキバでは“萌え〜っ”のポイントが高い。
 秋葉原のメイド喫茶ではメイドさんの多くがこのスタイルを好み、客は萌えまくっている。一般にもこのニーハイソックスが波及し、おもに10代から20代前半までの若い女性が脚線美を競うように絶対領域をアピールしている。
 来年も絶対領域は不滅とみられるが、黒が最強とされるカラーリングでは、柄モノやカラフルな商品が幅をきかせるようになりそうだ。ラメ系がブレイクするかも!?
(写真=アキバでは定番となっている絶対領域スタイルのメイドさん。萌え〜っとこない男はいない!!)

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