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爆笑名古屋場所は7月20日千秋楽! 昭和47年デビューの2人が爆笑横綱の名誉をかけて激突

 余命1年と宣告された がんと闘う噺職人 元笑福亭小松こと夏川鴈二郎さんが、最後の命の炎を灯して高座をつとめる第四回アウトレイジ落語会「爆笑名古屋場所」が7月20日(日曜)名古屋・中区栄2の長円寺会館(午後2時〜)にて開催される。

 今回は上方落語協会理事でもある落語家「桂文福」師匠(http://www.katsurabunbuku.com/)との二人会となる。文福師匠は熱烈な大相撲のファンとしても知られ「爆笑名古屋場所」の名づけ親でもある。時を同じくして熱戦が繰り広げられる「大相撲名古屋場所」(27日千秋楽)に優るとも劣らない爆笑名古屋場所(寄席)になりそう。

 じつはこの二人、ともに昭和47年デビュー。夏川さんは中学卒業と同時に笑福亭松鶴師匠のもとへ、文福さんは桂小文枝師匠(のちに五代目文枝)のもとへ入門した。修業時代貧乏しながら話芸を切磋琢磨し磨きあった竹馬の友なのだ。

 ただその後の2人の人生は対照的。やんちゃが過ぎた夏川さんはたびたび事件を起こし、いまは落語家を廃業して、噺職人として高座にあがる。いっぽう、文福さんは上方落語協会理事の要職にあり、何人もの弟子を育てる文福部屋の親方? として重きをなす。(決して体重だけではありません)昨年9月に末期の肺がんと宣告された夏川さんは「残された人生、噺職人として高座にあがりたい」とアウトレイジ落語会を名古屋で始めた。

 第1回、第2回は快楽亭ブラック師匠との二人会、第3回は独演会。そして第4回のアウトレイジ落語会へと続くのだが、その道のりは平坦ではなかった。抗がん剤の副作用で食欲がなくなり、気力はあるが体力が…という厳しい状況でも、落語会当日はちゃんと体調を整え、高座にあがった。これまでに「あいらぶ松鶴」「相撲場風景」「小松のらくだ」などを演じた。こん身の話芸で多くのファンに感動を与えた。

 文福師匠は第一回の落語会に飛び入りで参加。もちろんノーギャラ。なぞかけ、河内音頭を即興で連発し盛り上げた。

 今回の落語会は、夏川さんの「文福ちゃんと二人会をやりたい」という思いに文福師匠が応える形で実現した。ふたりが舞台で相まみえるのは何十年ぶりとか。どんな落語会になるのか? 興味津々。全国から元小松ファン、文福ファンが押し掛けそうだ。

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