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投資は慎重に! “第二のスルガ銀行” 続々発覚する悪質不正融資

 シェアハウスを巡るスルガ銀行の不正融資問題の影響で、不動産業界の悪質な手法が暴かれつつある。
 プロサッカー選手・本田圭佑(32)を起用したテレビCMで知られる東証1部上場のアパート建設・管理会社TATERUの従業員が、顧客の融資資料を改ざんしていたことが発覚。株価が急落する事態に陥り、信用が失墜しているのだ。

 同社は、インターネットなどを活用した投資用アパート事業で急成長を遂げ、グループ会社を含めた'17年12月期の連結業績は670億1600万円を計上していた。
「ところが、TATERUの従業員が、銀行の融資審査を通りやすくするために、顧客から受け取ったネットバンキングの残高証明を不正に改ざんしていたことが、一部メディアの報道によって発覚したのです。同社も不正を認めると、株価が大幅に下落しました」(経済ジャーナリスト)

 今回の件では、預金残高が23万円しかない顧客のデータを、TATERUの従業員が623万円と改ざんして、西京銀行(本店=山口県周南市)に融資審査を提出していたという。
「スルガ銀行の不正融資問題を見て、心配した顧客が融資を受ける予定だった西京銀行に問い合わせたところ、不正が明るみになったそうです。当初、西京銀行は顧客に約1億1000万円を融資する予定でしたが、もちろん契約は解除となりました」(全国紙記者)

 CMに起用されている本田圭佑は、現役選手でありながら、積極的な投資や代表監督を始めるなど、上昇志向の塊として知られている。そんな男に憧れ、アパートやシェアハウス投資で富裕層への仲間入りを狙うサラリーマンは、不動産会社や銀行にとって格好のカモなのだ。
 別の大手企業でも不正融資を疑う案件が出てきているというから、高利を謳う業者の甘い囁きを信じて借金地獄とならぬよう「投資は慎重に」!

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