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懲りない朝青龍 今度はテレビ局社長に暴行!

 元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(31)が、またも暴行事件を起こした。

 モンゴルのメディアによると、ダグワドルジ氏は6月26日に、モンゴル国営テレビ社長のナランバータル氏に対して、国政選挙に出馬した兄スミヤバザル氏を、投票日直前にテレビで演説させてほしいと依頼。しかし、ナランバータル氏は「選挙違反になる」と断った。

 この件で恨みをもったダグワドルジ氏は8月20日、エスンズイル村記念祭の時に公衆の面前で、ナランバータル氏を素手で3回殴り、その後、電話で「殺すぞ」などと脅したという。ナランバータル氏は歯が2本ぐらつくケガを負い、警察に被害届を出すことも検討しているもよう。

 ダグワドルジ氏は5月1日には、ウランバートル市内でビールを飲んだ後、四輪駆動車を運転し、ガードレールにぶつける事故を起こしたばかり。警察官が酒気帯び運転の疑いで連行しようとすると拒否し、警察官の胸ぐらをつかみ、制服を破るなどした。ダグワドルジ氏は公務執行妨害の罪で、罰金2万ツグリク(約1200円)の他、警察官の制服代として15万ツグツリを支払った。

 5月2日には、ウランバートル市内の自宅マンションに酒に酔って帰宅した際、ゴンボツェレン・タミル夫人(32)を殴った。タミル夫人は自力では立てないほどのケガを負い、5日まで入院したという。ダグワドルジ氏のタミル夫人への暴行騒動は、これが3回目とされる。

 ダグワドルジ氏といえば、10年1月の大相撲初場所中に、泥酔して一般人男性を殴ってケガをさせた。これが原因となって、強制引退に追い込まれたのは周知の通り。現役を退いて、モンゴルに帰国しても、その粗暴さは相変わらず。暴行事件で相撲を辞めさせられたのに、全く懲りていない様子だ。
(落合一郎)

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