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ロッテ井口監督「限界を越えるところまでやってもらう」厳しいキャンプを予告!

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井口資仁監督

 千葉ロッテは、11月1日から千葉・鴨川市総合運動施設内鴨川市営球場で行う秋季キャンプのメンバーを発表した。今年は15日まで行われる。休日は5日と11日。若手中心にメンバーを選んだ。

 今年のロッテは、投手陣は1人も規定投球回に届かず、石川歩と種市篤暉の8勝がチーム最多というのは寂しい。来年は即戦力としてドラフト1位で指名した佐々木朗希投手(大船渡)の活躍が期待されるが、いくら大物とはいえ高卒1年目でどこまでやれるのかは未知数なだけに、若手投手陣をこのキャンプから競争させることで、来季のローテーションを掴み取ってもらいたいという狙いがあるのは間違いない。

 野手では、荻野貴司、鈴木大地、井上晴哉、レアード、中村奨吾が規定打席に到達したが、打率3割を超えたのは荻野のみ。レアードに続くチーム2位の24本塁打を記録した井上も30本打てるようになると、相手チームに対して脅威の存在になる。そして、選手会長を務めている鈴木がFA宣言し、球団は宣言残留を認めているが、他球団の評価次第では流出してしまう可能性を十分に秘めている。しかし、若手の内野手にとって、これは大きなチャンスである。今年の鈴木は内野だけではなく外野も守るなどユーティリティーな活躍を見せていた。「試合に出たい」という貪欲な気持ちを出せる選手が出てくれば、来季のロッテはAクラスで優勝争いを繰り広げられるのではないだろうか。

 井口資仁監督は「振り込む量、ランニング量を増やして限界を超えるところまでやってもらう。そうしないと一歩前に行かない。そういう意味では、今回のキャンプは体をしっかりと動かせるメンバーを連れて行きます」と語り、今年の秋季キャンプは厳しくハードなものになることを予告。メンバーもそれに耐えられると判断した選手を選んだという。

 今年は終盤に東北楽天に競り負け、4位に終わってしまっただけに、井口監督指揮のもと来年こそはという思いは強い。また、地域密着球団として、一連の台風で被害に遭った千葉県民を力づけたい気持ちはあって当然だ。ロッテの巻き返しは地獄の秋季キャンプからスタートする。

 鴨川キャンプ参加メンバーは次の通り。

<投手>東條、酒居、東妻、成田、小島、岩下、中村、原、石崎、永野、種市、二木、古谷、土居、鎌田
<捕手>田村、宗接、柿沼
<内野手>藤岡、井上、松田、香月、茶谷
<外野手>菅野、三家、和田

(どら増田 / 写真・垪和さえ)

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