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【WWE】KENTAことヒデオ・イタミが、レッスルマニア出場を狙いトーナメント出場

 米国現地時間2月6日に開催された世界最大のプロレス団体WWEの軽量級ブランド205 Liveで、16名の軽量級選手が参加するクルーザー級王座決定トーナメントが開幕した。1回戦では日本人スーパースターで、昨年末にファームブランドNXTから昇格した元プロレスリング・ノアのKENTAこと、ヒデオ・イタミが登場。ロデリック・ストロングと対戦した。

 ヒデオは「これは俺のトーナメントだ。俺がレッスルマニアに行く」とレッスルマニアで行われる決勝戦進出を宣言すると、ダイビング式クローズラインや串刺しドロップキックを繰り出してストロングを何度も追いつめた。しかし、ヒデオは粘り強いストロングに苦戦すると、最後はストロングにエンド・オブ・ハートエイクを決められて敗戦。残念ながらレッスルマニアの切符を手に入れることが出来なかった。次週の205 Liveでは、元ドラゴンゲートの戸澤陽がトーナメント1回戦でマーク・アンドリューズと対戦する。

 同日、ミズーリ州カンザスシティで開催された主要ブランド、スマックダウンにて、次回PPV「ファストレーン」でのWWE王座挑戦権を賭けた“ベストフレンド”同士のケビン・オーエンズとサミ・ゼインのシングルマッチが行われた。リングサイドではゲスト解説として王者のAJスタイルズが見守る中、試合は白熱の攻防を展開。オーエンズがトップロープからフロッグスプラッシュを繰り出せば、負けじとゼインがブルーサンダーボムを炸裂。共にカウント2となるも両者大技でしのぎを削った。しかし、試合が場外戦に移るとゼインが解説席にいたAJに言い掛かりをつけて口論に発展。試合に戻るように促すスタイルズだったが、しつこいゼインを殴りつけてしまい、試合はAJの妨害によるノーコンテストとなってしまう。するとここでダニエル・ブライアンGMが登場して、PPV「ファストレーン」でのWWE王座戦をトリプルスレット戦にすると発表。スタイルズはまたしても大一番でオーエンズ、ゼイン2人を相手に不利な王座戦が決定した。

 既に年間最大のPPV『レッスルマニア34』(米国現地時間4月8日ニューオーリンズ、メルセデス・ベンツ・スーパードームで開催)で日本人スーパースター、中邑真輔が同王座に挑戦することは決定しているだけに、『ファストレーン』のタイトル戦の結果が注目される。次回PPV『ファストレーン』は日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催される。

文・どら増田
写真提供・(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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