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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ル・モルトン編

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ル・モルトン

今回は【カルヴァドス】リンゴのブランデーです。
割と皆様覚え方が雑なので、なるべくキッチリ書いていきます。
リンゴのブランデーが全てカルヴァドスではありません、カルヴァドスを名乗る為には色々な条件があります。
まず場所ですが、フランスの北西部ノルマンディー地方です。
第二次世界大戦時に有名な上陸作戦があったあのノルマンディーです。
3つのAOC【アペラシオン・ド オリジーヌ・コントローレ(統制原産地呼称法)】がありまして、
1.ペイドージュ
2.ドンフロンテ
3.その他は単に《カルヴァドスAC》と呼ばれます。

今回紹介するのは2.ドンフロンテの【ルモルトン (Le morton)】です。
先程リンゴのブランデーと書きましたが、材料に梨を入れても大丈夫です。
リンゴの醸造酒である【シードル】と、梨の醸造酒の【ポワレ】とを混ぜて蒸留し樽で寝かせます。
材料の《ポワレ》をペイドージュは30%以下に、ドンフロンテは逆に30%以上にしなければいけません。
これを守らないと先程のAOCが名乗れなくなります。

このルモルトンは実に80%が梨です、梨のブランデーと言った方が良いんじゃないか・・・?
しかもこちら【1972】で、僕のいっこ下ですw
ワインで当たり年があるようにハードリカーにもそんな感じのがあります、それが1972。

何だかやたら美味いお酒が多いのがこの年です、色んなバランスが取れてたんだろうねぇ・・・知らんけどw
シングルモルトに素晴らしいお酒は多いですし、私も大好きですけど、他のジャンルにも素晴らしい物は沢山あります。これはその代表的な物です。

1の知識を得て10解った気になり100語りマウントを取る事は駄目です、100勉強して10理解して1語れるのがお酒の世界です。
飲み手を育てるのもお店の役割なのでドンドン来て頂きたいものです。

あなたの酒道が素晴らしい物でありますように。

監修
Bar ADDICT

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