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大橋巨泉、党運営への不満で議員辞職? 水道橋博士と同じく約6か月で参議院議員を辞める

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画像はイメージです

 昨年に行われた参議院議員選挙に、れいわ新選組から比例代表として出馬し当選した浅草キッドの水道橋博士が1月16日に議員辞職した。水道橋博士は体調不良を理由に昨年11月より議員活動を休職していた。

 当選以来約6か月の在職期間となったが、水道橋博士に同じく約半年で参議院議員を辞職したタレント候補に、2016年に亡くなった大橋巨泉さんがいる。

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 大橋さんは人気タレントとして活躍していたが、1990年に56歳でセミリタイアを宣言し、カナダやオーストラリアなど海外を拠点に生活していた。2001年に民主党から依頼を受け、参議院議員選挙の比例代表で出馬する。大橋さんは41万2087票を集めて党内トップ当選を果たす。この年の選挙では自民党から舛添要一氏、社会民主党から田嶋陽子氏が当選するなど、文化人系タレント議員が数多く誕生した。

 しかし、大橋さんはわずか6か月ほどで辞職してしまう。最も大きな不満は党運営にあったようだ。大橋さんは民主党は左派色を強く出すべきと主張したが受け入れられなかった。さらに、当選直後に起こったアメリカ同時多発テロに関しても「アメリカを支持する」文言の入った決議に反対するなど、党内で造反を繰り返した。辞職の弁では「日本の民主党がこれほどまでに反民主的な集団とは思わなかった」と舌鋒鋭く党を批判している。

 辞職会見の場には、社民党の福島瑞穂氏や、当時は同党にいた辻元清美氏などが駆け付け、「辞めるのをやめて」と懇願する様子も見られた。しかし、大橋さんは「これは辞めるって会見じゃないんです。既に辞職願を出して受理されました。もう辞めたんです」と述べ、決意は固かった。

 民主党は2009年に政権交代を成し遂げるが、その際も大橋さんは「勝ちすぎ」を憂慮していたと言われる。民主党に対する批判的なスタンスは生涯変わらなかった。

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