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オリックスD1位左腕の曽谷龍平「能見篤史選手のような長くプロ生活を送れる選手を目標にしている」

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曽谷龍平

 オリックス・バファローズは新人選手入団発表会見を11日、大阪市内のホテルで開催した。

 会見の冒頭で、中嶋聡監督は「新人選手の皆様、入団おめでとうございます。まだプロのユニフォームが似合っていないと思いますが、このユニフォームを着たら横一線競争の世界に入ります。ベテラン、新人、全く関係なく見ますので、来年しっかり戦ってくれることを願っています」と語った。

 続けて「優秀な選手をたくさんとっていただきスカウト陣には感謝しております。自分自身が新人だった頃を思い返すと、非常に不安だったことを覚えております。その不安は徐々に薄れていきます。その不安を取り除くのも我々の仕事だと思っています。皆さん飛び込んできてください」と呼びかけた。

 「今までいろいろな方と携わってきたと思います。その人たちへ感謝の気持ちを忘れず、しっかりとやっていってください。それが苦しい時に助けになると思います。感謝の気持ちをしっかり持って頑張ってほしいと思います」と期待を込めた。

 オリックスは1巡目で白鴎大の曽谷龍平投手を指名。ロッテなどと競合する可能性もあったが、見事一本釣りに成功している。

 曽谷は明桜高校時代に甲子園も経験。白鴎大では通算11勝3敗、防御率1.85をマークした最速151キロの直球を武器としている即戦力左腕。背番号は17。

 担当した岡崎大輔スカウトは「アマチュア球界No.1左腕。スリークォーター気味のフォームから投じるMAX151キロのクロスファイヤーは一級品。変化球の精度も良く、1年目から先発ローテーションとしての活躍が期待できる即戦力投手」とコメントしている。

 1巡目指名後、会見に応じた中嶋聡監督は、他球団と競合することなく獲得できたことに「ホントにホッとしている」と安堵の表情。曽谷の印象については「腕の振りが強く角度のあるストレートを投げられる。先発でローテーションをしっかり守って軸になれる選手」と話していた。

 曽谷は「やっとスタートラインに立った状況なので、監督がおっしゃったように横一線のスタートだと思うので日々努力していきたいと思います」と語ると「能見篤史選手のような長くプロ生活を送れる選手を目標にしているので一日一日を大切にしていきたい」と続けた。

 宮城大弥、田嶋大樹、山崎福也とともに先発の左腕として1年目から期待される。奈良県出身とあって大阪を本拠地としているオリックスにはすぐになじめそうだ。

(どら増田)

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