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山際大臣更迭、過去には被災地への暴言で一発退場となった大臣も

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 山際大志郎経済再生担当大臣が24日、辞任を表明した。事実上の更迭と見られている。

 山際氏は旧統一教会との関係を巡って、集会への参加など密接な関係が報じられてきた。しかしながら、「記憶にない」「事務所に記録が残っていなかった」など、苦しい言い訳とも取れる答弁を繰り返してきていた。山際氏はもともと岸田文雄内閣の中では、失言などが目立つ危うい人物とされており、辞任は遅きに失したという見方もある。今回の動きで、低迷を続ける岸田内閣の支持率回復となる可能性は低そうだ。

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 これまで実質的な更迭をされてきた大臣は少なくないが、一発アウトとなってしまったのが、2018年に死去した松本龍復興大臣の件だろう。2011年3月の東日本大震災の発生を受け、松本氏は6月に復興担当大臣に就任。7月に被災地を訪れるが、そこでの言動が物議を醸してしまう。

 岩手県の達増拓也知事と会談した際には「九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん」「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持て」などと発言。

 さらに、宮城県を訪れた際には村井嘉浩知事に対し、「お客さんが来る時は、自分が入ってからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序がわかってる自衛隊ならそんなことやるぞ。しっかりやれよ」と発言。これは村井知事が自衛隊出身であることを受けての発言だと思われる。さらに松本氏は記者団に向かい、「今の言葉はオフレコ。書いたらその社は終わり」などと発言。

 終始、「上から目線」と言える被災地に対する一連の言動が問題となる。松本氏は「私は九州の男なので言葉が荒くなってしまう」などと釈明したが、これも「火に油」状態となってしまい、直後に辞任を表明している。政治家の出処進退は自ら表明するのが通例のため、松本氏はその流れに乗った形だが、実質的な更迭とも言えるだろう。

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