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大谷翔平、来春WBCでリリーフ転向? 栗山監督が思い描く二刀流の新たな形は

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大谷翔平

 10月18日、エンゼルスの大谷翔平が帰国した。20分程度ではあったが、成田空港内での共同会見に応じ、「2ケタ勝利&本塁打」「打席数&投球回数のW規定到達」など2022年シーズンのこと、そして、来春開催のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)への思いなどを語ってくれた。

 「まずは良い契約ができるように応援しているし、同級生なので、同じグラウンドでプレーできれば嬉しい」

 米球界挑戦を認められた藤浪晋太郎にもそんなエールを送った。

 >>阪神・藤浪のメジャー志望、黒幕がいる? 交渉手腕には定評も、移籍可否は西の去就次第か<<

 「同級生」。そのワードが出た瞬間、“元チームメイト”についても聞いてみたいと思った。代表質問制のため叶わなかったが、この会見の約15時間後、フィリーズがナ・リーグチャンピオンシップ第一戦でパドレスと激突する。フィリーズにはブランドン・マーシュとノア・シンダーガードの元エンゼルス選手がいるのだ。

 「マーシュ、シンダーガードともにトレード期限日の8月2日に、エンゼルスから移籍していきました。2か月ほど前まで同じユニフォームを着て一緒にプレーしたチームメイトが、リーグチャンピオンシップの晴れ舞台に立とうとしています」(米国人ライター)

 複雑な心境だろう。
 2か月ほど前と言えば、大谷の活躍とは対照的に、チームは優勝戦線から脱落。優勝争いの刺激を求め、今オフの巨額な年俸更新が確実な状況から「大谷の放出も!?」と全米がその去就に注目していた。

 「試合後の会見拒否なんて日もありました。シーズン途中で去ったチームメイトはほかにもいます」(前出・同)

 オーナーのアルトゥーロ・モレノ氏が「球団の売却先を検討している」と発表したのは、8月23日。今後、球団の売却額も「大谷の去就次第で大きく変わってくる」という。

 個人成績はともかく、大谷にとって、今シーズンは“つらい一年”だったのではないだろうか。 
 「フィリーズがリーグチャンピオンシップ進出を決めた地区シリーズ第4戦、先発マウンドに上がったのがシンダーガード。先制の3ランを放ったのが、マーシュでした。その試合は全米中継され、実況のアナウンサーが『元エンゼルスの選手が活躍。サンキュー、エンゼルス!』と叫んだんです」(特派記者)

 気になるのは、WBC出場だ。侍ジャパンを預かる栗山英樹監督とNPB周辺からは“意外な起用法”も聞かれた。大谷のリリーフ起用である。

 「大谷を指名打者か、外野手でスタメン出場させ、試合終盤にリリーフ登板させるプランです。今季、規定投球回数に到達したことや、WBC後のペナントレースでの体力面に配慮し、『打者』にウエイトを置いた起用法になりそう」(関係者)

 2013年、「5番右翼」でスタメン出場し、終盤の8回から登板した試合もあったが…。
 大谷は会見でWBC出場は「まだ決断はしていない。ゆっくり考えて」と話すに留めたが、「前向きには捉えている」とも付け加えた。今週末からの練習再開も囁かれている。不甲斐ないチーム成績のウップンをWBCで晴らす――。(スポーツライター・飯山満)

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