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旧統一教会の“洗脳”手口を元信者ジャーナリストが暴露 きっかけはバレーボール

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多田文明氏

 8月16日放送の『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送)に、旧統一教会元信者のジャーナリスト・多田文明氏がゲスト出演した。

 多田氏はキャッチセールスの裏側などに詳しいが、かつては10年間ほど旧統一教会の信者であった。合同結婚式へも参加経験がある。そんな多田氏が自らがハマってしまった勧誘の手口を暴露した。

 多田氏は「旧統一教会は今でも正体隠しって話はすごく出ているんですけど、これが非常に上手なんですね」と話し、自身も同様の経験をしたようだ。

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 多田氏は大学4年時に友人からバレーボールに誘われた。その後、喫茶店で自己啓発に興味がないかと言われたという。多田氏はそのバレーの大会を主催していた人たちはほとんどが旧統一教会員であり、「新しい人は2人か3人くらいで、あとは旧統一教会の信者」と話し、いわば勧誘のためのダミーサークルだったと言えるだろう。

 当時、大学4年生だった多田氏は就職に対する不安があった。相手からは「視野を拡げるために国際人にならなきゃいけない」と言われ、世界で一番読まれている「聖書」の勉強会へ誘われる。それは「聖書」の勉強ではなく、旧統一教会の教義を教え込まれており、「頭が全部統一教会の教えになったころに、初めて『実はここは統一教会なんだよ』と(明かされる)。だからもう逃れられない」と洗脳のステップを暴露した。

 旧統一教会と言えば、多額の献金強要などがかつては社会問題となっていた。MCの大竹まことから、「寄付はなさっていたんですか」と問われた多田氏は「大学4年だったんでお金なかったんですね。なのでお金がない人は、お金がある人を誘うようになる」といった裏事情も話していた。

 さらに、多田氏は現在の旧統一教会にも「(教義などで)言っていることとやっていることが違う」と厳しく批判する場面も。

 これには、ネット上で「最初の入り口がスポーツなら気づかないよな」「悪徳商法などにわざと騙されたりするルポライター多田文明さんのルーツは10年間統一教会の信者だったと初めて知った」といった声が聞かれた。

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