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大関・貴景勝に貴闘力氏が「大して強くない」と酷評 過去には白鵬も苦言、突き押し一本のスタイルはもはや限界か

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貴景勝

 元大相撲力士の貴闘力氏(元関脇)が2日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。大関・貴闘力にまつわる発言がネット上で話題となっている。

 今回の動画で貴闘力氏は、視聴者から寄せられた複数の質問に答える形でトーク。その中で貴景勝はどうすれば成績が安定するのかという質問を受け、停滞が続く現状の問題点を指摘した。

 >>大相撲、大関・貴景勝に「みっともない」「失望した」批判相次ぐ 格下相手に顔面張り手・ダメ押し連発、過去対戦の仕返しか<<

 貴景勝は先の7月場所では「11勝4敗」と2ケタをクリアし、優勝した平幕・逸ノ城(12勝3敗)や横綱・照ノ富士(11勝4敗)と千秋楽まで優勝争いを展開するなど活躍。ただ、同場所を含めた過去6場所は2ケタクリア2回(2021年11月、2022年7月)、1ケタ勝利4回(2021年9月、2022年1~5月)、カド番2回(2021年9月、2022年3月)と成績にムラが生じている。

 今回質問を寄せた視聴者をはじめ貴景勝の現状を憂うファンは多いが、貴闘力氏は「それはしょうがないよ。大して強くないんだから」、「精いっぱいやってると思うよ? 精いっぱいやってるけど、素材がそこまでの素材じゃないってことだよね」とコメント。体型や取り口から考えると、そもそも安定感を出せるような力士ではないと厳しい見解を示した。

 貴景勝は身長175センチ・体重163キロのずんぐりとした体型を活かし、低い体勢から回転よく突き押しを繰り出す取り口が持ち味の力士。ただ、貴闘力氏は体型に「体のバランスが悪い」と苦言を呈し、取り口についても「ああいうのの戦い方、倒し方はいくらでもあるから、そういうことを徹底的にされたら大関でも無理だから」と対策は容易と指摘。適正体重や具体的な対策方法については言及しなかったが、現状のままでは上がり目はないと考えているようだ。

 この貴闘力氏のコメントを受け、ネット上には「突き押しは連勝、連敗がはっきりしやすいスタイルだから、何か変えない限りこの先も不安定さは続くだろうな」、「体重は180キロ台だった2年前に比べたら減ってはいるんだが、それでもまだ重いならさらに減らす必要があるな」、「押し相撲は出足の勢いそがれたら脆いからなあ…白鵬(元横綱/現宮城野親方)が昔言ってたみたいに四つ相撲身に付けないといつまでも苦しいのでは」と、スタイルを変えなければ今後は厳しいのではという意見が寄せられた。

 「貴景勝が身上とする突き押し相撲は、立ち合いどれだけ強く当たれるかが勝敗を大きく左右する取り口。低く、鋭く当たることを徹底できればどのような相手も押し込める反面、諸手突きや変化で勢いをそがれるとその後の修正が難しく、距離をとって相撲をとる関係上引き・たたきも食らいやすいとされています。貴闘力氏もこの点を踏まえて、貴景勝が安定感を出すのは困難とみているのでは。ただ、突き押し一本には限界があるという指摘は過去にも複数の親方から出ている上、2019年3月場所では全勝優勝を果たした当時現役の白鵬が一夜明け会見で『長く地位を務めるには、押し相撲一本じゃね』、『それなりに四つ相撲も覚えないといけないなと思います』と注文をつけたことも大きな話題となりましたが、低身長で手足が短い貴景勝の体質を考えると、幕内上位で通用するレベルの四つ相撲を習得できるかは不透明というのが現状です」(相撲ライター)

 常に相手に全力でぶつかる影響からか、これまでには右膝関節内側側副靱帯損傷(2019年5月)、左膝内側側副靱帯損傷(2020年7月)、頚椎椎間板ヘルニア(2021年9月)と故障も頻発している貴景勝。突き押し一本のスタイルを今後変えることはあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
貴闘力氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg

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